ちょっとしたことで写真が映える! 日常の小物を魅力的に撮影する写真解説書 -世界観が伝わる静物写真のつくりかた
Post on:2026年6月26日
sponsorsr
※本ページは、アフィリエイト広告を利用しています。
写真を撮るとき、もっと魅力的にしたい! と思ったことはないですか?
小物の置き方を工夫したり、小物ごとに異なる魅せる背景、構図や光の考え方、主役を引き立てる脇役の存在など、日常の小物を魅力的に撮影する知識とテクニックが分かる解説書を紹介します。
プロのカメラマン、スタイリストによる撮影方法は、単なる撮影テクニックの解説だけでなく、演出術のノウハウも詰まっています!

著者のBird and insectは、写真・映像・デザインをベースにイメージづくりの力を駆使して世界観を描き伝える日本のクリエイティブスタジオです。本書は『写真解体新書』(Amazon)以来となる二冊目の書籍です。
本書は今週発売されたばかり!
Kindle版も同時発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書は3章構成、第1章「スタイリングの『思考』を整理する」
本書で扱う被写体は、ジュエリー、香水、メガネ、腕時計、文房具といった日常的にある小物(プロップ)です。それらの被写体を魅力的に魅せる撮影術が身につきます。
具体的な撮影術は第2章からで、第1章ではどのような写真にしたいか十分に検討するために撮影のコンセプトを設計します。

まずは、写真でどのような世界観を表現するか大切なポイントです。日常感なのか、高級感を演出するのか、レトロもいいな、かっこいい感じ、かわいい感じ、トレンドっぽくなど、思いつくままそれらに関するキーワードを書き出してみましょう。
もちろん、何を被写体にするかも重要です。仕事であれば主役が何かは決まっていますが、趣味で撮るのであれば自由です。本書では日常にあるプロップを被写体にさまざまな撮影術が解説されています。

また、主役の被写体のほかに、その周りに配置する脇役や背景も重要です。何にするか選ぶときには、主役の役割を明確にするプロップや世界観を引き立てるプロップを使用しましょう。

実際に絵コンテから撮影までの工程を見てましょう。アロマオイルバーナーを主役にして、「アロマオイルの香りが広がること」「チタン製のミニマルで美しい佇まい」の2つをテーマにします。

主役の魅力を引き立てる脇役の選び方、世界観を演出するための背景の選び方、プロップの形・色・質感・背景、それぞれの視点からどのような効果を期待できるか、選び方や組み合わせ方についても本書では詳しく解説されています。
コンセプトの設計から撮影まで、実際の流れが分かると、どのような手順でそういったことを考えるのかがよく分かります。

本書の大きな特徴の一つは、単なるやり方の解説だけではなく、なぜそうするのかといった本質的なことがよく分かるよう解説されています。
たとえば、レンズの焦点距離による見え方の違いでは、それぞれスペック的な解説はもちろん、「広角では遠近距離が誇張され、ダイナミックで親密的な距離感を演出できます」「標準は人間の目で見た印象に近く、自然で素直な描画が特徴」「望遠は遠近感が圧縮されやすく、被写体の形が端正に写りやすいため、商品の形を自然に見せたい場合にいい」といった感じに非常に分かりやすく、覚えやすいと思います。

第2章は「スタイリングの『設計』と『準備』」
この章ではイメージしたスタイリングを設計図に落とし込む方法やプロップの見つけ方、さらには実際に撮影に役立つテクニックを学びます。

プロップの基本アイテムとして、撮影時に使用する背景・天板です。背景は写真全体の印象に大きく影響を与えるので、妥協せずにしっかりと検討して選びましょう。

日常の小物を撮影するときに使えるテクニックも必見です。商品を傷つけないための工夫、小さいものを棒や紐で吊す方法、洗顔料や生クリームなどの泡の作り方、グラスにいれた水の扱い方、化粧品のシズルの作り方など、そうやればいいのか!というものばかりです。

最後の第3章は「【実践】スタイリングケーススタディ」
自宅にあるさまざまな小物の撮影をはじめ、セットを用意して世界観をしっかり作り上げた本格的な撮影まで、実際の撮影で役立つ知識とテクニックが詳しく解説されています。
まずは初級編では、日常の小物をシンプルに撮影するところから始めます。手軽に始められる撮影の工夫は、背景の選定です。背景の素材、カラー、さらには光のあたり方を意識するだけで、さまざまなスタイルの作品が撮れます。

中級編になると、初級編のセットにプロップを追加させて世界観を演出します。たとえば、メガネの撮影であれば、ペンやノートを追加したり、メガネとはサイズが異なるラップトップを追加して奥行きを持たせたりして、瞬間を切り抜いたような作品になります。。
さらにメガネの上級編では、空間を活かして人がいる気配を作り出します。メガネだけだと無機質でしたが、生活のワンシーンにすることで、その人の暮らしぶりが見える長編ストーリーに膨らみます。
自宅にある小物はメガネの他に、ジュエリー編、キッシュ編の計3つが収録されています。さらにスタジオ撮影では、貝殻編・香水編・ワインとグラス編の3つが収録されています。

世界観を作り出す撮影テクニックでは、キャンドル・ジュエリー・腕時計・ファッションアイテム・文房具が収録されています。たとえば、ジュエリーでは上品で静かな高揚感を表現するため、白を基調とした柔らかなトーンの中でジュエリーが引き立つように存在しています。
世界観が伝わる静物写真のつくりかたの目次

世界観が伝わる静物写真のつくりかたの目次

世界観が伝わる静物写真のつくりかたの目次
世界観が伝わる撮影というと、私はとらやさんの撮影現場を思い出します。私はデザイナーではないので、撮影自体に参加はしていませんが、何回か同行したのは素晴らしい経験でした。特に印象に残っているのは、羊羹と水菓子と最中の撮影です。羊羹のみずみずしさ、水菓子の凜とした透明感、最中のふんわりした皮、そしてそれぞれで異なるシズル感、まさに最高においしく見える瞬間を撮影する手間とテクニックに感動すら覚えました。
本書を読んで、自宅にある小物の撮影も工夫次第で魅力的な作品ができるんだなと思いました。
献本の御礼
最後に、献本いただいたマイナビの担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
sponsors














