評判通りの良書でした!人物イラストの技法書の決定版、ダテ式おえかき塾 90日間で変わる画力向上講座
Post on:2021年4月28日
イラスト解説書のロングベストセラー「イラスト解体新書」や「デジタルツールで描く! 服のシワと影の描き方」のダテナオト氏の新刊が、発売されました!
待ち望んでいた人も多いと思います。
今回は初心者・中級者向けのイラスト技法書で、人物のイラストが中心です。どこから始めればよいか分からないという初心者から、描いたイラストに違和感がある、魅力的なポーズの付け方や構図、演出など、中級者も一歩進んだイラストのテクニックをしっかり学べる一冊です。
イラスト技法書の決定版ともいえる本書は、90日間のプログラムに沿って人物イラストの描き方を学んでいくステップアップ形式の解説書です。1日に2-6ページ、イラストのテクニックや考え方を学び、90日間でイラストの画力を向上させる技術が効率よく身につけることができます。
GWの期間、みっちり集中的にやってみるのもありです。
Kindle版も発売されています!
発売されて間もないですが、Amazonで早くも高評価が多いです。
書籍版・Kindle版ともに、4大特典がサポートサイトからダウンロードできます。
本書の特典
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は大きく分けて、3つの構成です。序章では描くとはどういうことなのか、イラストで押さえておくべきポイントをていねいに解説されています。イラストを描くとはどういうことなのか、練習とは具体的になにが必要なのか、絵の成長とはなど、著者ならではのロジカルで無駄のない解説でしっかり理解できます。
例えば、イラストの練習で重要なポイントの一つが、観察です。観察のレベルが低いと、見えているはずなのに見えていないという現象を起こします。そうなると、それを描くことはできません。
自分が描いたイラストに違和感があるけど理由が分からない、そんなときはいくつかの方法で確認できます。シルエットにしてみたり、逆さまにしてみたり、顔なら片目ずつ隠してみたりすることで、違和感の原因を見つけることができます。
序章の後は、初級編。イラストの基礎の基礎から、人物イラストの自然な立ち絵までが学べます。ページの上部には、日付・難易度・ジャンルがアイコンされており、勉強する際の指針になります。
1日目は、丸から正面の顔を描きます。正面顔の基本比率ガイドを使用して、はじめましょう。
最初からうまく描けなくても大丈夫です。著者が運営しているイラスト塾での経験を元に、初心者・中級者がつまずきやすい箇所を厳選して解説していきます。
2日目は横顔、3日目は斜め顔と少しずつ複雑になります。どうしても分からない、ある程度描けるけど何か変と感じた人は、ダウンロード特典に簡易的な描き方キットがあるので、そちらを利用してみてください。
正面顔・横顔・斜め顔のバランスが描けるようになったら、顔のパーツを順番に描いていきます。基本の描き方を理解することで、自分らしいパーツの描き方が見つかります。目の変化や絵柄なども豊富に解説されており、かなり参考になると思います。
12日目には、胴体の描き方の最終日となります。正面・横・斜めだけでなく、胴体の構造・骨格を意識して描く手順や肩の動きをつけてさまざまなポーズになります。
胴体の次は、手、脚と続きます。体のパーツの中でも特に手は難しく、苦手な人も少なくないと思います。顔と同様に、形を描くところからはじめ、バランスを意識しながら、手のさまざまな表情を描いていきます。
手のつき方、指のつき方、手首の可動域、指の形の描き方など、それぞれていねいに解説されています。
描いてみたけど、なんだか違和感が、、、そんな時は本書で確認してみましょう。
体の描き方の最後は、髪です。全体的な髪の描き方から、毛束の描き方、頭の形、髪の印象、さまざまな髪型の描き方を学びます。
キャラクターを描けるようになったら、服の描き方です。服で一番悩むポイントは、シワの描き方です。シワのパターンを観察し、シワの形、シワの動き、素材の違いによる質感の描き方などを学びます。
初級編のあとは、中級編です。イラストでより魅力的なキャラクターが描けるように一歩進んだレッスンが中心になります。
人体を面で捉え、影をつけたり、リアルと二次元イラストの違い、服で隠れて見えない部分を意識して描く方法などが解説されています。
70日目を過ぎると、ポーズになります。キャラクターの性格にあったポーズの付け方や自然な立ちポーズの描き方など、もちろん関節の可動域などを意識しながら描いていきます。
表情の描き方もキャラクターの感情を表現する武器の一つです。目や眉の動き、口角など、感情を表情に乗せるポイントが解説されています。
最後はキャラクターデザインです。オリジナルのキャラクターをデザインする時の考え方やポイント、カラーパレットの作り方、小物の使い方、構図の魅せ方などがよく分かります。
ダテ式おえかき塾 90日間で変わる画力向上講座の目次
ダテ式おえかき塾 90日間で変わる画力向上講座の目次
ダテナオト氏の解説書は以前から気になっていたのですが、評判通りロジカルな解説が非常に分かりやすいです。「イラスト解体新書」や「デジタルツールで描く! 服のシワと影の描き方」もAmazonで高評価が非常に多く、Kindle版でセールになった時に購入しようと思います。いや、でも書籍版で欲しいかも。
献本の御礼
最後に、献本いただいたマイナビ出版の担当者さまに御礼申し上げます。
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