今時のAIツール活用方法がよく分かる! 画像、映像、音楽での便利な使い方がまとめられた解説書 -AI時代のクリエイティブ
Post on:2024年4月12日
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AIをクリエイティブな作業で使用するときに重要になるのが、最初と最後です。最初とは「適切なプロンプト」、最後とは「どう使用するかの決断」、この2つは人間にしかできない重要な役割です。
Chat GPTをはじめ、Adobe Firefly, Photoshop, Illustrator, Premiere Pro, Midjourney, DaVinci Resolve, ideogram, AIいらすとや, Runway, Soundrawなど、さまざまなAIツールをクリエイティブワークでどのように活用するかが分かる解説書を紹介します。
本書のテーマはズバリ「地味なことはAIに任せて、クリエイティブに集中しよう!」
著者は、Adobe MAXやCC道場などのイベントにも登壇している河野 緑氏。『「こんなこともできるようになったの!?」とわくわくしながら執筆しました。』とあとがきにあるように、私も本書を読んでみて発見と驚きがたくさんありました。
本書は画像、映像、音楽を生成・編集するAIツールで知っておくと役立つことが網羅的にまとめられた一冊です。それぞれのプラン、利用方法、商用の可否や著作権、クリエイティブワークで役立つ使い方なども解説されており、幅広く学べます。
Kindle版も発売されています!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書のテーマは、「地味なことはAIに任せて、クリエイティブに集中しよう!」です。デザインをする時、映像を作成する時、音楽を作成する時、地味だけど面倒な作業がけっこうたくさんあります。AIをうまく使うことで、クリエイティブワークに使う時間を増やすことができます。
本書では、対話型AIのChatGPTをはじめ、ここ1年でどんどん進化しているAdobeのAI、もちろんMidjourneyやDaVinci Resolveなど、さまざまなAIツールの導入方法から仕事に取り入れることを念頭にした具体的な使い方までが解説されています。
本書は3章構成で、第1章はChatGPTについて。利用プランや導入方法、企画書・市場調査・ペルソナ・絵コンテ・撮影プランと小道具リストの作り方なども解説されています。
第2章は画像生成AIとして、Adobe Fireflyをはじめ、Photoshop, Express, Illustrator, Midjourney, Ideogram, AIいらすとや、です。
Adobe FireflyはAdobe CCの人は追加料金なしでプレミアムプランを利用でき、CCでない人でも無料版とプレミアムプラン(有料)が利用できます(Fireflyプラン一覧)。無料版でも商用利用が可能です(※2024年4月現在)。
Adobe Fireflyの大きな特徴の一つが、PhotoshopやIllustratorなど他のソフトにも実装することで、表現の幅やクオリティが驚くほど進化を遂げていることです。また、AIで心配になるのが著作権ですが、Adobe Fireflyはその点でもAdobe社お墨付き(Adobe 生成 AI ユーザーガイドライン)で無問題です。
Photoshopしか使ってないから、AIなんて分からないよ、という人も実はすでにAIを使用しているかもしれません。2023年9月のアップデートでPhotoshopに画像生成AIが搭載され、商用利用可になりました。「生成拡張」「生成塗りつぶし」「オブジェクトを削除」は画像には存在しなかった箇所をAIで生成してくれる機能です。
IllustratorにもAIがどんどん取り入れられています。「生成再配色」をはじめ、現在はベータ版のみですが、「テキストからベクター生成」「モックアップ」など、便利でワクワクする機能が満載です。
ちょっとした画像や動画を作成したいときは、Adobe Expressが便利です。基本的な使い方はテンプレートを選択して、それを編集してデザインを完成させるのですが、テキストからテンプレートを自動生成させることもできます。また、生成塗りつぶしなどの機能も使えるので、Photoshopなしでもデザインを作成できます。
画像生成のAIツールの中でも特に人気なのが、Midjourneyです。料金プランや導入方法をはじめ、使い方も基本から応用まで解説されています。
Midjourneyの派生の一つに、にじジャーニーがあります。オリジナルアニメイラストを描く最先端AIで、アニメやマンガなどの二次元スタイルでイラストを生成してくれます。
いらすとや風のイラストを生成してくれるAIもあります。無料プランは20枚のみ(本サイトと同じ)ですが、テキストによるプロンプトでイラストを生成してくれるので、今まで以上にバリエーションを増やせます。
最後の第3章は、映像系と音楽系のAIツール。ここでの注目は、Adobe Premiere Proの「文字起こしを自動生成」です。動画内の会話を自動で文字に起こしてくれ、さらにはテロップも作成してくれます。しかも、文字起こししたテキストを編集すると、動画のカット編集もしてくれます。
ほかにも映像系ではAdobe After Effects, DaVinci Resolve、Runway、音楽系ではロイヤリティフリーの音楽を生成するSoundraw、音楽やサウンドエフェクトをテキストから生成するStable Audioなどが取りあげられています。
AI時代のクリエイティブの目次
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AIはまだアイデア出しや趣味にしか使用していませんが、本書を読んで、他にもいろいろに使えそうだと思いました。とは言え、意識せずにPhotoshopでAIを使用してたりするので、Adobeのは商用でも安心して使用できるのがいいですね。
献本の御礼
最後に、献本いただいたソシム株式会社の担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
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