その一手間で、デザインはかなりよくなる! ロゴのアイデアやテクニックが詳しく解説された良書 -イメージをカタチにするロゴデザイン
Post on:2023年10月6日
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こういうロゴデザインの解説書を待っていた人も少なくないと思います。
自分が考えたものをカタチにしたい、クライアントの要望をカタチにしたい、そんなイメージが伝わるロゴの作り方を解説したデザイン書を紹介します。
イメージをカタチにしたさまざまなロゴのアイデアや作り方だけでなく、ロゴデザインの基礎知識、フォントの選び方、カラーの選び方など、デザインに関する知識やテクニックもしっかり学べる一冊です。
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著者はロゴ専門のデザイナーとして活躍している遠島 啓介氏(@otoshima)。企業や製品、認証マークなど、さまざまなロゴに携わっており、ロゴのギャラリーサイト「ロゴストック」も運営されています。
本書はそんな著者によるオリジナルデザインのロゴを250点以上収録されており、デザインの方向性が分かりやすいようイメージやテイストが伝わるようなロゴが満載です。まさに、イメージがカタチになったデザイン書です。
表紙に既視感を覚えた人は、大正解。同著者の「ロゴのつくりかたアイデア帖」(紹介記事)は、当ブログでも大好評だったベストセラーのデザイン書です。
本書は昨日発売されたばかり!
Kindle版も同時発売されています。
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
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本書は4章構成で、第1章は「ロゴづくりの準備」としてロゴの基礎知識をはじめ、実際にロゴをつくるときの準備としてキーワードの出し方や分類方法、イメージの方向性の定め方などが解説されています。この章は短いですが、けっこう大切なことが書かれています。
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第2章は「アイデアにつながる発想のひきだし」かたちを見立てて置き換えたり、かたちを合体させたり、余白を利用したりとロゴのデザインに使えるさまざまなアイデアが解説されています。
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ロゴのデザインで、意味を与えたいときがあると思います。たとえば、情熱を炎で表現したり、素早さを鳥の飛翔で表現したり、ふわふわ感を雲で表現したり、メタファー(隠喩)による置き換えでモチーフにします。
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アイデアはほかにも、擬人化・擬物化、図形の反復・集合、2つの要素(イメージ・色・大きさ)を対比、一部を誇張など、14個のアイデアが解説されています。
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本書のメインとなる第3章「イメージをカタチにするロゴデザイン」が、もっともボリュームがあります。イメージ別にロゴの作成とそのデザインテクニックがていねいに解説されており、ロゴをデザインするときのアイデア帖としても重宝します。
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「イメージをカタチにするロゴデザイン」には、40種類のイメージがあり、左上から順に「伝統を感じさせるロゴ」「モダンかわいいロゴ」「ナチュラルなやさしさのあるロゴ」「エレガントな日本語ロゴ」と、参考になるデザインがたくさんあります。
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各章末にあるコラムも充実しています。ロゴの色による視認性と文字の可読性、ロゴのバリエーションについてなど、実践的なことが解説されています。
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最後の第4章は「自分らしいロゴをつくる秘訣」として、ロゴをつくるために知っておきたい知識やデザインのセオリーが解説されています。
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ロゴをデザインするときに、フォントも大事な要素の一つです。ロゴデザインにおけるフォントの使い方や選び方が分かります。また、欧文も同様に解説があり、欧文フォントの使い方や選び方も学べます。
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カラーもロゴをデザインするときに大事な要素の一つです。ロゴで色を決めるときには、いろいろなアプローチ方法があります。ブランドカラーや好きな色から使用する色を考えたり、与えたいイメージから考えたり、色名の由来から考えたりします。
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巻末の付録には、「発想のひきだし」と「イメージ別ロゴ」のまとめがあります。実際のロゴの事例とともにアイデアがまとめられており、パラパラ見るだけでインスピレーションが刺激されます。
イメージをカタチにするロゴデザインの目次
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イメージをカタチにするロゴデザインの目次
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イメージをカタチにするロゴデザインの目次
ロゴデザインの本は、見ているだけでワクワクして、インスピレーションが刺激されますね。本書ではさらに、ロゴデザインの基礎知識をはじめ、実践的なテクニックやアイデアが満載で、デザインのスキルを磨くこともできます。
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