Futuraの初期型の字形「Formera」がオープンソースのフリーフォントでダウンロードできます

Futuraの初期型の字形が、オープンソースのフリーフォントでダウンロードできるので、紹介します。

「Formera」はFuturaの原形とされるもので、大きな特徴としては、mが直線で構成されていたり、rが棒と点で構成されていることなどがあります。

Futuraの原形とされる初期型の書体「Formera」

Formera
Formera -GitHub

Formera(別名: FuturaRenner)は、ラ・カンブル国立美術学校のタイポグラフィ学科が所有するFuturaのリードキャラクターのデジタルバージョンで、「現在のFuturaの原形とされる初期型の書体」です。

サイトのキャプチャ

Formera

Formera LightとFormera Regularの2つが、SIL Open Font License 1.1のライセンスで公開されました。個人でも商用でも無料で利用できます。

Formera LightとFormera Regular

上: Formera Light、下: Formera Regular

フォントのダウンロードは、GitHubからできます。

サイトのキャプチャ

Formera -GitHub

「fonts」フォルダから個別にダウンロード、上部の「Code」から「Download ZIP」でまとめてダウンロードもできます。

Futuraの概要を簡単に。
Futura(フトゥーラ)は、1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師として勤めたパウル・レナー(英語版)(1878年 - 1956年)によって発表されたラテン文字のサンセリフ書体。いわゆるジオメトリック・サンセリフの一種で、幾何学的な造形が特徴的である。現在でもよく用いられているサンセリフのひとつで、ルイ・ヴィトンやラウンドワンのロゴにも使用されている。
Wikipediaより

他にも、カルバン・クライン、ドルチェ&ガッバーナ、オメガ、シュプリーム、Huluなど、Futuraは数多くのブランドのロゴに使用されています。

Formeraは、Futuraが発売された1927年の活字の清刷りをベクトル化したものです。このフォントは1927年当時のFuturaの初期型で、他に類似のものはなく、間違いなくFuturaの最初のものであるとのことです。

フォントの特徴としては、mとnが直線であること、rが棒と点であることなどで区別できます。

サイトのキャプチャ

ちなみに、ドイツのフランクフルト歴史博物館のサイトでは、Futuraの初期型が使用されています。

サイトのキャプチャ

Historisches Museum Frankfurt

フォントに含まれている文字は、下記の通り。

Formeraの文字セット

Formeraの文字セット

また、サイトではFormeraの文字セットを楽しめます。

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Formera

記号文字や通貨単位も充実しています。

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Formera

数字文字は4種類、オールドスタイルの数字も揃っています。

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Formera

フォントはOpenTypeも揃っており、リガチャ、分数、スラッシュのゼロにも対応しています。

サイトのキャプチャ

Formera

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