Futuraの初期型の字形「Formera」がオープンソースのフリーフォントでダウンロードできます
Post on:2025年1月15日
Futuraの初期型の字形が、オープンソースのフリーフォントでダウンロードできるので、紹介します。
「Formera」はFuturaの原形とされるもので、大きな特徴としては、mが直線で構成されていたり、rが棒と点で構成されていることなどがあります。
Formera(別名: FuturaRenner)は、ラ・カンブル国立美術学校のタイポグラフィ学科が所有するFuturaのリードキャラクターのデジタルバージョンで、「現在のFuturaの原形とされる初期型の書体」です。
Formera LightとFormera Regularの2つが、SIL Open Font License 1.1のライセンスで公開されました。個人でも商用でも無料で利用できます。
上: Formera Light、下: Formera Regular
フォントのダウンロードは、GitHubからできます。
「fonts」フォルダから個別にダウンロード、上部の「Code」から「Download ZIP」でまとめてダウンロードもできます。
Futuraの概要を簡単に。
Futura(フトゥーラ)は、1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師として勤めたパウル・レナー(英語版)(1878年 - 1956年)によって発表されたラテン文字のサンセリフ書体。いわゆるジオメトリック・サンセリフの一種で、幾何学的な造形が特徴的である。現在でもよく用いられているサンセリフのひとつで、ルイ・ヴィトンやラウンドワンのロゴにも使用されている。
Wikipediaより
他にも、カルバン・クライン、ドルチェ&ガッバーナ、オメガ、シュプリーム、Huluなど、Futuraは数多くのブランドのロゴに使用されています。
Formeraは、Futuraが発売された1927年の活字の清刷りをベクトル化したものです。このフォントは1927年当時のFuturaの初期型で、他に類似のものはなく、間違いなくFuturaの最初のものであるとのことです。
フォントの特徴としては、mとnが直線であること、rが棒と点であることなどで区別できます。
ちなみに、ドイツのフランクフルト歴史博物館のサイトでは、Futuraの初期型が使用されています。
フォントに含まれている文字は、下記の通り。
Formeraの文字セット
また、サイトではFormeraの文字セットを楽しめます。
記号文字や通貨単位も充実しています。
数字文字は4種類、オールドスタイルの数字も揃っています。
フォントはOpenTypeも揃っており、リガチャ、分数、スラッシュのゼロにも対応しています。
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