Gitと仲良くなれる!Web制作者がGitを危なげなく便利に使うためのノウハウを学べるオススメの本 -Web制作者のためのGit入門
Post on:2014年9月19日
GitってなんかコワいっていうデザイナーもGitがいまいち使いこなせていないコーダーもOK!
Gitを危なげなく、しっかりと使うための知識とノウハウを学べる「Web制作者のためのGit入門」を紹介します。
よしっGitをはじめる! もっと便利に使いこなしたい! 効率のよいWeb制作の環境に取り組もうとしている人にオススメの本です。実務に必要なノウハウを知ることで、安心してプロジェクトを進めることができるようになります。
Git本は何冊かでていますが本書の大きな特徴は、二人の著者によって書かれていること。入門編と実践編で別々の人が担当されています。
1章は入門編。Gitの基礎知識からインストールや基本操作まで、新人教育を担当していたディレクターの方が初心者に必要なポイントを丁寧に分かりやすく解説しています。新人教育を担当する人の目で読んでも参考になると思います。
2章はGitの実践編。フロントエンジニアの方が実務でのノウハウを背景にGitの活用方法を解説、GitをWeb制作の現場でもっと便利に使いこなすための機能やフローをマスターできます。
Kindle版はお値段ちょっとお安め。
本書の背表紙。
入門編と実践編は、だいたい同じくらいのボリュームです。
そんな本書の中身を紙面のキャプチャで少しだけご紹介。
まずは入門編。
Gitを知らない人でも、Gitとは何か、Gitで何ができるのか、どのように使うのか、Web制作のフローに取り入れるのか、など押さえておきたいポイントを無駄なく学んでいきます。
複数で作業している時、同じファイルを修正していまい、他の人の作業を消してしまった! こんな時のためにGitが役立ちます。
一人で作業している時でも、間違えてファイルを上書きしてしまい困った、こんな時もGitが役立ちます。
Gitに必要な知識をマスターしたら、さっそくインストールしてみましょう。
インストールや操作の説明は、Win/Mac両対応です。
入門編ではイラストや図が豊富に掲載されているので、非常に分かりやすいと思います。
初心者が躓きやすいポイントも徹底解説。単なるリファレンス本だと、こういった時の解決方法を探すのは大変ですよね。
GitをどのようにWeb制作に取り入れるのか、といったことも具体例とともに解説があります。
初心者がいる場合のフローなど、中・上級者も一読しておくといいかもしれません。
いよいよ、Gitの実践編。入門編をマスターした人や中級者向けの内容となっています。
実践編ではイラストなどはなく、フローや図、コードやコマンドをベースにした解説となっています。
必要な説明ももちろん充実しています。
例えばコミットメッセージに「バグ修正」と書くだけでは役に立ちません、「どのバグをどのように修正したか」を書いて役立つようになります。チーム時だけでなく、個人で制作している時も未来の自分に役立つでしょう。
最後の3章では、GitHub、レンタルサーバーなどで、Gitをさまざまなサービスと繋ぐ事例とその方法が解説されています。
Web制作者のためのGit入門の目次
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- Git入門編
- Gitでできること
- Gitのインストール
- リポジトリの作成
- Gitの基本操作
- GitHubのアカウントを作成する
- GitHubの基本操作
- 初心者の最初の難関
- 覚えておきたい用語たち
- Git初心者がいる状態での注意点
- まとめ
- Gitコマンドの基本
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- Git実践編
- 適切な履歴の作り方
- rebaseで履歴変更
- 変更を戻す1 checkout
- 変更を戻す2 reset
- 変更を戻す3 reflog, revert
- ブランチとマージ
- rebaseを使ったブランチの統合
- リモートとの連携
- pushとpullのための設定
-
- Appendix
- GitとGitHub
- さくらインターネットサーバーにGitのリポジトリを作成
- Azureとの接続
Gitの基本はより分かりやすい解説、そしてWeb制作のフローを効率よくするGitの活用術が学べる一冊となっています。
Gitをこれから取り入れようと思っている人、すでにGitを使ったWeb制作を行っている人、どちらにもオススメできます。
献本の御礼
最後に、献本いただいたマイナビの担当者さまに御礼申し上げます。
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