Illustratorの使い方を身につけたい人に! センスのよいデザインを作りながら学べる解説書 -Illustratorおてがる入門
Post on:2025年3月21日
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Adobe Illustratorをそろそろ学びたいな、と思っている人にお勧めの解説書を紹介します。
「おてがる」とあるように本書では難しいと思われがちなIllustratorの使い方をお手軽に使いこなせるようになる一冊です。また、入門書にありがちなダサいデザインをつくって学ぶのではなく、センスのよいデザインが揃っているので、楽しく学ぶことができると思います。

著者は専門学校の講師を行いながらYouTubeでも活動をされている通称「イラレさん」です。動画も面白くて分かりやすいですが、本書はそれ以上に分かりやすく、初心者向けにありがちなダサい作例ではなく、センスのよい作例でIllustratorの使い方を学べます。
Kindle版も同時発売されています。
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

本書は0+5章構成で、「楽しく、わかりやすく」をモットーに、Illustratorの基本からしっかり学ぶことができます。第0章は「Illustratorの基礎知識」Illustratorはドロー系ソフトで、主にベクターデータでイラストやグラフィックを作成します。

Illustratorはもちろんそのままでも使用できますが、自分が使いやすくなるように設定をいろいろカスタマイズできます。最初は初期設定のままでも、使っていくうちにこれは変更した方が便利だという項目がでてくると思います。

第1章は「まずは線を描いてみよう」線を描くのはIllustratorの基本とも言えます。Illustratorで線を描くときは、2つの点を結び1本の線にします。紙に線を描くときはそんな風には描かないですが、慣れると簡単に線を描けるようになります。

2つの点を結んで描いた線は直線だけでなく、曲線やジグザグにすることもできます。ジグザグの設定を滑らかにすると波線になり、箸のような線を2本描くと、ラーメンを箸でつまんでいるイラストができてしまいます。本書ではこんな感じに、ただのジグザグから波線を描くだけでなく、ちょっとした作例になっているので、勉強のやる気もアップしますね!

Illustratorで線を描くだけで、さまざまなデザインに使えます。たとえば、文字のあしらいとして三本線を加えたり、曲線を使ったキラキラを加えたり、曲線で雲をつくり吹き出しのようにしたりなど、簡単にできます。

第2章は「線をつなげると図形になる」この図形もIllustratorを使う上でよく使用する要素です。まずは、いろいろな図形を描けるように学びましょう。

基本的な図形が描けるようになると、それらを組み合わせてアイコンや背景やテクスチャなどを作成することができます。たとえば、アイコンの外側はサークル状の図形、家は三角形と長方形の組み合わせ、扉は角丸の長方形です。

第3章は「図形を組み合わせるとイラストになる」全章からすこしパワーアップして、図形を組み合わせてさらに複雑なイラストを作成します。ほかにも、コーヒーカップやリボンや花など、さまざまなイラストを作成します。

Illustratorでは画像生成AIも使用できます。たとえば、四角形を描けばその四角形にイラストを生成することもできます。Illustratorのバージョン28.0以降であればベクター生成、バージョン28.6以降であれば生成ベクターや生成塗りつぶしが使用できます。

第4章は「文字を変形させるとロゴになる」Illustratorでの文字入力の基本から、簡単にデザインできるロゴのデザインまで学びます。

文字の一部のカラーを変えたり、イラストに変えたり、ちょっと手を加えただけで面白いロゴが簡単に作成できます。おにぎりも前章の図形の流れで、角丸の三角形と四角形がベースになっており、ほかほか感を表現する波線も描かれています。

最後の第5章は「画像を加えてレイアウトしよう」イラストと文字と画像を組み合わせると、さらにさまざまなデザインをIllustratorで作成できるようになります。

文字で画像を切り抜くと、さまざまなバリエーションを簡単にデザインできます。「GOLD」という文字にゴールドのテクスチャを組み合わせると、高級感のある美しく輝く「GOLD」ができます。
Illustratorおてがる入門の目次

Illustratorおてがる入門の目次

Illustratorおてがる入門の目次
Illustratorは高機能なソフトウェアですが、プロのデザイナーでもすべての機能を使っている人はいないと思います。よく使う機能というのはけっこう限られており、本書ではその中でも特によく使う機能をしっかりと学ぶことができると思います。
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