フォントの選び方の参考になる!世界で活躍している有名デザイナーたちが選んだフォントのランキング -Typographer's Typefaces

8 Faces magazineで特集されたリードデザイナー8人、世界で活躍している有名なデザイナー64人に4年に渡りアンケートを実施。「もしも8つしか書体を使えないなら、どれを選びますか?」で選ばれたTop25、27書体をランキング形式で紹介します。

正しい書体を選ぶことは、デザインとコミュニケーションにおいて非常に重要な役割となります。タイポグラフィのデザイナーが厳選した書体のリストから選ぶのも素晴らしい一つの方法です。

ランキングも面白いですが、タイプフェイスを使ったグラフィックもかっこいい!

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Typographer's Typefaces

下記は各ポイントを意訳したものです。
※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様に許可を得て翻訳しています。

Georgiaのタイプフェイス

1. Georgia

デザイナー
Matthew Carter
「Georgia」とは
1993年リリース。元々はMicrosoftやAppleのために、低解像度のスクリーンで明確に表示されるようデザインされたフォントです。同時にこのリストにもあるVerdanaもリリースされました。Georgiaの特徴は、大きめのx-heightと文字の高さを上回るアセンダを持っています。
フォントの入手
Georgia -MyFonts
Gothamのタイプフェイス

2. Gotham

デザイナー
Tobias Frere-Jones
「Gotham」とは
2000年リリース。知れ渡っているように、バラク・オバマの2008年米大統領選挙のキャンペーンで使用されました。
フォントの入手
Gotham -Hoefler & Co.
FF Scalaのタイプフェイス

3. FF Scala

デザイナー
Martin Majoor
「FF Scala」とは
1991年リリース。数多くのフォントを扱っているFontFontレーベルの最初の重要なテキストフェイス。
フォントの入手
FF Scala -MyFonts
Futuraのタイプフェイス

4. Futura

デザイナー
Paul Renner
「Futura」とは
1927年リリース。その妥協しない形状は80年間、モダンな書体のほとんどの基準になっている不滅の書体。
フォントの入手
Futura -MyFonts
Gill Sansのタイプフェイス

5. Gill Sans

デザイナー
Eric Gill
「Gill Sans」とは
1926年リリース。ヒューマニストとジオメトリックの形状をブレンドした英国デザインの書体。
フォントの入手
Gill Sans -Fonts.com
Garamondのタイプフェイス

6. Garamond

デザイナー
Claude Garamond
「Garamond」とは
1480–1561年リリース。パリっ子のパンチ・カッターの元、本の活字としてタイプフェイスを制作し、その後いくつかの派生も生まれました。ITC Garamond, Adobe Garamond, Garamond Premier
フォントの入手
ITC Garamond -MyFonts
Caslon (Adobe Caslon)のタイプフェイス

7. Caslon (Adobe Caslon)

デザイナー
William Caslon I
「Caslon (Adobe Caslon)」とは
1722年リリース。当時の印刷業者は「迷ったらCaslonを使え」と言っていたそうです。米政治家ベンジャミン・フランクリンのお気に入り。
フォントの入手
Adobe Caslon -MyFonts
Akzidenz Groteskのタイプフェイス

8. Akzidenz Grotesk

デザイナー
H. Berthold
「Akzidenz Grotesk」とは
1898年リリース。一番最初に広く使われたサンセリフ書体。
フォントの入手
Akzidenz Grotesk BE -MyFonts
Alternate Gothicのタイプフェイス

9. Alternate Gothic

デザイナー
Morris Fuller Benton
「Alternate Gothic」とは
1903年リリース。American Type Founders社のためにデザインされたフォント。3つのウェイトは全てボールドで狭いです。現在YouTubeのロゴに使用されています。
フォントの入手
Alternate Gothic -MyFonts
Baskervilleのタイプフェイス

10. Baskerville

デザイナー
John Baskerville
「Baskerville」とは
1757年リリース。カリグラフィをベースに生み出されたフォント。この書体もベンジャミン・フランクリンのお気に入りです。
フォントの入手
Baskerville -MyFonts
Helveticaのタイプフェイス

11. Helvetica

デザイナー
Max Miedinger with Eduard Hoffmann
「Helvetica」とは
1957年リリース。世界で最も有名な書体で、Helveticaというだけで紹介は必要ないでしょう。
フォントの入手
Helvetica -MyFonts
Metroのタイプフェイス

12. Metro

デザイナー
William Addison Dwiggins
「Metro」とは
1930年リリース。Futuraのようなこの書体はサンセリフへの不満からデザインされました。
フォントの入手
Metro #2 -MyFonts
ITC Franklin Gothicのタイプフェイス

13. ITC Franklin Gothic

デザイナー
Morris Fuller Benton
「ITC Franklin Gothic」とは
1902年リリース。American Type Founders社のために作られた書体で、ベンジャミン・フランクリンの名にちなんで名付けられました。
フォントの入手
ITC Franklin Gothic -MyFonts
Meta Serifのタイプフェイス

14. Meta Serif

デザイナー
Erik Spiekermann, Christian Schwartz and Kris Sowersby
「Meta Serif」とは
2007年リリース。Erik Spiekermannの影響力をもったサンセリフで、FF UnitやFF Unit Slabとよく機能するようデザインされています。
フォントの入手
FF Meta Serif -MyFonts
Trade Gothicのタイプフェイス

15. Trade Gothic

デザイナー
Jackson Burke
「Trade Gothic」とは
1948/1960年リリース。スタイルは無し、ニュアンスは無しの非常にシンプルな書体で、Michael Bierutは「究極の関心をもたない書体」と表現しました。
フォントの入手
Trade Gothic -MyFonts
Adelleのタイプフェイス

16. Adelle

デザイナー
José Scaglione and Veronika Burian
「Adelle」とは
2009年リリース。新聞や雑誌用にデザインされたスラブセリフで、その個性と柔軟性は適応範囲が広いです。
フォントの入手
Adelle -MyFonts
Caeciliaのタイプフェイス

17. Caecilia

デザイナー
Peter Matthias Noordzij
「Caecilia」とは
1990年リリース。幾何学的にデザインされたスラブセリフで、明瞭性に優れています。
フォントの入手
PMN Caecilia -MyFonts
Chaparralのタイプフェイス

18. Chaparral

デザイナー
Carol Twombly
「Chaparral」とは
2000年リリース。16世紀のローマンスタイルと19世紀のデザインの明瞭性をミックスしたハイブリッドなスラブセリフ。
フォントの入手
Chaparral Pro -MyFonts
DINのタイプフェイス

19. DIN

デザイナー
Albert-Jan Pool
「DIN」とは
1995年リリース。幾何学的で美しいドイツのスタンダードな書体。2011年にはMoMAデザインコレクションに加えられました。
フォントの入手
FF DIN -MyFonts
Hoefler Textのタイプフェイス

20. Hoefler Text

デザイナー
Jonathan Hoefler
「Hoefler Text」とは
1991年リリース。Appleのためにデザインされた、モダンクラシックな美しい書体。
フォントの入手
Hoefler Text -Hoefler & Co.
Quadraatのタイプフェイス

21. Quadraat

デザイナー
Fred Smeijers
「Quadraat」とは
1992年リリース。ルネッサンスの優雅さに現代風のアイデアを組み合わせたオリジナルの書体。
フォントの入手
FF Quadraat -MyFonts
Sabonのタイプフェイス

22. Sabon

デザイナー
Jan Tschichold
「Sabon」とは
1964年リリース。Garamondに基づいたオールドスタイルのセリフ書体。
フォントの入手
Sabon -MyFonts
Sentinelのタイプフェイス

23. Sentinel

デザイナー
Jonathan Hoefler & Tobias Frere-Jones
「Sentinel」とは
2009年リリース。Clarendonsにイタリックがあればと思っていた人が待ち望んでいた豊富なウェイトを備えたスラブセリフ。
フォントの入手
Sentinel -Hoefler & Co.
Verdanaのタイプフェイス

24. Verdana

デザイナー
Matthew Carter
「Verdana」とは
1996年リリース。1のGeorgiaと同様に、スクリーンでの表示のためにデザインされた書体。x-heightは大きめでプロポーションも広くなっているのが明瞭性の鍵です。
フォントの入手
Verdana -MyFonts
Fedra Serifのタイプフェイス

25. Fedra Serif

デザイナー
Peter Bilak
「Fedra Serif」とは
2003年リリース。手書きっぽさを維持したユニークなデザインのオリジナル書体。
フォントの入手
Fedra Serif B -MyFonts
Feijoaのタイプフェイス

26. Feijoa

デザイナー
Kris Sowersby
「Feijoa」とは
2007年リリース。優しさをだすため、ほとんど直線をつかわずにデザインされた書体。デジタル書体のクールさを避けるときにいいですね。
フォントの入手
Feijoa -Klim Type
Officinaのタイプフェイス

27. Officina

デザイナー
Erik Spiekermann
「Officina」とは
1990年リリース。ビジネス用の書類ではなく、もっと広く一般受けするようデザインされた書体。
フォントの入手
ITC Officina Sans -MyFonts

多謝

Cover graphic, words & data analysis: Jamie Clarke
Image graphics (1-2, 4-21): Stefan Weyer, 8 Faces Magazine.
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