新しくアップデートされたAdobe XDでは、Sketchのファイルを開くことができ、レイヤーやシンボルも使えるぞ!
Post on:2018年3月15日
2018年3月のアップデートで、Adobe XDは大幅に機能が強化されました。
その内の一つがPhotoshopとの連携強化。XDで.psdファイルを開くだけで、アートボード、レイヤー、アセットが編集可能な状態で利用できます。
さらに、.sektchファイルにも対応しました。こちらもアートボード、レイヤー、シンボル、エフェクトがそのまま扱える状態で利用できます。
新しいAdobe XDでは、Sketchのファイルをサポート
という訳で、さっそく試してみました。
まず、Sketchでファイルを作成します。
Sketchで作成したファイル
Sketchのデフォルトのテンプレート「Material Design」を使用し、.sketchファイルを作成したので、Adobe XDで開いてみます。
.sketchファイルをAdobe XDで開く
.sketchファイルのアートボード、レイヤー、シンボル、エフェクトも保持された状態で、開くことができました。
.sketchファイルをAdobe XDで開く
シャドウ(内側)・シンボルシャドウなど、未サポートなものもありますが、かなり実用的なレベルだと思います。未サポートの一覧は、XD で Sketch ファイルを開くときにサポートされる要素に掲載されています。
無料の.sketch素材も試してみました。
これでSketchファイルをちょっと見てみたい、ちょっと編集したい、だけでなく、Sketchファイルをベースにデザインを作成したい、という時にかなりいいですね。
そして今後、機能やプラグインも利用できるようになったら、、、
新しいAdobe XD その他の新機能
今回のアップデートでAdobe XD 6.0.12.6になり、デザイン生産性の向上に関する機能が強化されました。
Photoshopとの連携強化
Adobe XDから直接.psdファイルを開くことができ、アートボード、レイヤー、アセットが自動的に編集可能な状態としてXDファイルに変換されます。
いくつか未サポートの機能があります。
Photoshop ファイルを XD で 開くときにサポートされる要素
ドキュメント間でのシンボルのコピー&ペースト
シンボルとしての状態を保ちつつ、シンボルをドキュメント間でコピー&ペーストできるようになりました。
グループ化されたエレメントのスタイル編集
グループ化されたエレメントすべてのスタイル(塗りと線)を一度に変更できるようになりました。
スクロール可能なアートボードの機能強化
スクロール可能なアートボードのビューポート設定が、キャンバス上で直接行えるようになりました。
無償UIキットの公開
Adobe XD用のワイヤーフレーム用の素材がダウンロードできるようになりました。スマホ用とWeb用が用意されています。
無償UIキット: スマホ用
無償UIキット: Web用
ダウンロードは、下記ページから。
ページのちょい下「UIキットを取得」からダウンロードできます。
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