UIデザイン用のアクセシブルなカラーパレットを自動生成するツール -Accessible Color Palette Generator
Post on:2025年4月23日
sponsors
UIデザイン用のカラーパレットを作成するのは、簡単そうに思うかもしれません。しかし、アクセシビリティの要件を満たし、ブランドのアイデンティティやスケールのバランスが取れたカラーパレットを作成するには手間と時間がかかります。ほとんどのツールを使用しても、これらの要件を満たせるものは数が少ないです。
UIデザイン用のアクセシブルで、ライトモードとダークモードにも対応、アクセントカラーやニュートラルカラーでスケールの取れたバリエーションも自動生成してくれる便利ツールを紹介します。

Accessible Color Palette Generator
Accessible Color Palette Generatorは、UIデザイン用のアクセシブルなカラーパレットを自動生成する無料ツールです。Radix UIのカラーパレットからインスピレーションを得ており、WCAG 2.1に基づいてアクセシブルな色の組み合わせを生成します。
- 背景のカラー
- デフォルトのアクセントカラー
- 落ち着いたアクセントカラー
- デフォルトのニュートラルカラー
- 落ち着いたニュートラルカラー
使い方は簡単で、左の「Settings」にアクセントカラー(ブランドカラー)を指定するだけです。

生成されたカラーパレット: ライトモード
入力したカラーを元にシードカラー(Seed Color)が決まり、キャンバスとカードの背景色が生成されます。アクセントカラーはボタンやリンクなどの実行可能な要素に注目を集めるため、これらを配置するキャンバスやカードの背景には十分なコントラストが必要です。
アクセントカラーはデフォルトの色以外にも、控えめなアクセントとしてWCAG 2.1 AAの最小コントラストを満たす不透明度を調整したカラーも必要になります。さらに、不透明度を調整したカラーと同じコントラストを持つニュートラスのカラーも生成します。左半分が不透明度を調整したカラーで、右半分がそれと同じ色合いになるように調整されたカラーです。

カラーパレットを適用したUIコンポーネント: ライトモード
ダーク モードでは目の疲れを防ぎ、アクセシビリティを向上させるためには、一般的には彩度を下げる必要があります。ライトモードのベースラインの彩度を33%下げ、ダークな背景に対する通常のテキストのWCAG 2.1の最小コントラスト要件を満たすまで明度が調整されます。

生成されたカラーパレット: ダークモード
ダークモードもライドモートと同様に、カラーパレットを適用したUIコンポーネントを確認できます。

カラーパレットを適用したUIコンポーネント: ダークモード
アクセントカラーは色を指定するこだけでなく、サイトをリロードするとランダムでカラーが表示されます。

アクセントカラーをランダムに指定
sponsors