[CSS]Chromeの新バージョンをサポートしたNormalize.css v6.0.0がリリース、いくつかの重要な変更点に注意

ブラウザごとに異なるHTMLの各要素のスタイルを消去(Reset)するのではなく、スタイルを正常化(Normalize)するNormalize.cssが、2017年3月26日にアップデートされました。
2016年10月3日リリースされたv5.0.0から、いくつか重要な変更点があります。

サイトのキャプチャ

Normalize.css
Normalize.css -GitHub

Normalize.cssの特徴

Normalize.cssとはブラウザごとに異なる要素のスタイルの相違を吸収し、各要素のデフォルトのスタイルを提供する小さなCSSファイルです。HTML5にも対応しており、従来のCSSリセットに代わるものです。

  • 有用なデフォルトはそのまま
    多くのリセット用スタイルシートは異なり、有用なデフォルトのスタイルは維持します。
  • スタイルの正常化
    さまざまな種類のエレメントのスタイルを正常化します。
  • バグの修正
    各ブラウザごとの異なるスタイルやバグを修正します。
  • ユーザビリティの改善
    ほんのわずかな改良でユーザビリティを改善します。
  • コードの説明
    各コードには詳細な説明があります。

Normalize.css v6.0.0の対応ブラウザは下記の通りです。

  • Chrome
  • Firefox
  • Opera
  • Internet Explorer 8+
  • Safari 6+

Normalize.cssについて、もっと深く知りたい人は下記を参考にしてください。

Normalize.css v6.0.0のアップデート内容

  • 「opinionated」のルールは、すべて削除。
  • ドキュメントの見出しコメントを修正。
  • abbr[title]のサポートを更新(Chrome 57+)。

v5.0.0からの変更箇所

v5.0.0で「opinionated」として記述されていたスタイルは、すべて削除されました。
追加されたスタイルはありません。

  • 「button, input, optgroup, select, textarea」のスタイルは、「margin: 0;」だけ残っています。
  • 「abbr[title]」についてはスタイルの変更はありません。下線を取り除くスタイルのサポートブラウザがFirefox39+から、Chrome 57も加わりました。

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