デザイナーがどうやって人やチームを動かすのかが分かる! 業務に役立つスキルと実践知を学べる良書 -デザインする力

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デザイナーの仕事は、一人でデザインするだけではありません。チームでプロジェクトに取り組んだり、コンセプトを設計したり、クライアントに説明したり、さらなる向上を目指すために勉強をしたり、さまざまなスキルと実践知が求められます。

分かってはいるけどそれらをどう身につければよいのか、そんな悩みを持っているデザイナーにお勧めの良書を紹介します。

デザインする力

本書は、「デザインで社会をひらき、デザイン自体の可能性をひらいていく」をミッションにしてさまざまな活動をしている株式会社コンセントの初の書籍化。コンセントの現役デザイナー8人による「デザインする力」を24のスキルと77の実践知で解説されたものです。

UI/UXデザインをはじめ、アートディレクション、コンテンツデザイン、ブランディングに携わっているすべてのデザイナー・アートディレクターにお勧めします。

デザインする力

デザインする力
「心を動かす」デザイナーの必須スキル24
ISBN 978-4-8156-2931-1
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著者: 株式会社コンセント
出版社: SBクリエイティブ
発売日: 2025/3/27

Kindle版も同時発売されます!

版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

紙面のキャプチャ

本書ではデザインに必要な力を4つの観点から解説します。1. センス、2. コラボレーション、3. ビジネス、4. スタイル。第1章はデザインの表現を深める「センス」、心に響くデザインは、デザイナーによる小さな工夫の積み重ねから生まれます。

紙面のキャプチャ

各章の扉に書かれているのが24のスキルで、それぞれのスキルを77の実践知で解説されています。解説はテキストだけでなく、イラスト図解もあり、要点をしっかりと学ぶことができます。

紙面のキャプチャ

さらに、ケーススタディもあるので、具体的なイメージが湧きやすいと思います。

紙面のキャプチャ

たとえば、伝えたい情報をビジュアルに落とし込むのは難しいものです。そんなときはクライアントの特徴や役割や価値観などを「印象ワード」として出してみるのもひとつの手です。伝えたいメッセージを取りこぼさずにデザインに反映できます。

紙面のキャプチャ

この方法はさまざまなプロジェクトで使えます。「印象ワード」からロゴのトーンを導いたり、「印象ワード」からブランドのデザイン原則策定にも役立ちます。似たような「印象ワード」はグルーピングし、重要なものをピックアップしたり、印象を4象限に区分したり、さまざまな方法があります。

紙面のキャプチャ

デザインがなんだかしっくりこないときは、「5W3H」で自分のデザインを分析してみます。Whenいつ目にするのか? Whereどこで目にするのか? Who誰に向けたものなのか? Whyなぜ伝えるのか? What何を伝えるのか? Howどうやって伝えるのか? How many情報量はどれくらいか? How much予算はどれくらいか? これらの情報を分析し、良いところ・悪いところ・ズレているところを見極めることでデザインの解像度が高まります。

紙面のキャプチャ

第2章はデザインの可能性を広げる「コラボレーション」、デザインは自分一人でするだけではありません。クライアントは然り、ディレクター、イラストレーター、フォトグラファー、エンジニア、さらには他のデザイナーとコラボレーションすることで、デザインの可能性が広がります。

紙面のキャプチャ

人に頼んだり、アイデアをすり合わせたり、デザイナーの仕事にはさまざまな人たちとのコミュニケーションが必要不可欠です。たとえば、他のデザイナーやイラストレーターなどにディレクションが必要なときにどのくらい具体的に伝えるべきか、相手に提案の余地を残すべきか、悩むことはありませんか?

紙面のキャプチャ

チーム間だけでなく、クライアントもそうですが、共通言語を持つことは本当に重要です。私もつい先日こういった状況に遭遇しましたが、本当に困りました。小さなプロジェクトでも意思疎通ができないと、進行も成果も期待通りにならないことを痛感しました。

紙面のキャプチャ

第3章はデザインでインパクトを与える「ビジネス」、ここでいうビジネスは「ビジネス」に対する理解力です。企業の戦略をデザイナーならではの視点で捉え、プロジェクトに参画します。

紙面のキャプチャ

タッチポイントとは、企業のプロダクトやサービスとユーザーをつなぐ接点のこと。興味や関心をもたせるタッチポイントはサービスサイト・コーポレートサイトの役割で、比較や検討するときのタッチポイントはSNSや口コミサイトです。タッチポイントのデザインはそれぞれの役割に応じたデザインが必要になります。

紙面のキャプチャ

この「選ばれる理由」はデザインに限らず、あらゆるシーン・業種で役立つ言葉です。たとえば、プレゼンのときに選ばれる理由を考え、他とは違う強みを持たせることが重要です。日常のお店で悩んだり、買い物で悩むときにも、この「選ばれる理由」があると決め手になります。

紙面のキャプチャ

最後の第4章は自分らしくデザインする「スタイル」、

紙面のキャプチャ

この章ではデザイナー、アートディレクター、クリエイティブディレクターの実際の声が紹介されています。デザイナーもコードを学んだ方がよいのか、コードをいきなり書くのは難しいと思いますが、どういうことができるのかを知っておくことは重要だと思います。最近は、CursorなどAIコードエディタを使用すると日本語のプロンプトからそれに応じたコードを生成してくれます。また、コードの説明もお願いできます。

紙面のキャプチャ

巻末には自分のデザイナー像を描くためのスタイル発見ワークシート。空欄を埋めていくと、自分のモチベーションやデザイン観を整理できます。

デザインする力の目次

デザインする力の目次

デザインする力の目次

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デザイナーだけでなく、クリエイティブな仕事に携わっているすべての人にお勧めです。身につけておきたいスキル、テクニックの磨き方、アイデアの広げ方、キャリアの描き方、クライアントとの接し方など、現在の自分の質を高めるきっかけになると思います。

デザインする力

デザインする力
「心を動かす」デザイナーの必須スキル24
ISBN 978-4-8156-2931-1
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著者: 株式会社コンセント
出版社: SBクリエイティブ
発売日: 2025/3/27

献本の御礼

最後に、献本いただいたSBクリエイティブの担当者さまに御礼申し上げます。

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