この一冊でWordPressの知りたいことがよく分かる! 基礎知識から最新版に対応したテクニックまで徹底解説 -WordPressオリジナルテーマ制作入門
Post on:2022年2月4日
オリジナルのデザインでWordPressのテーマファイルを制作したい、テーマファイルを自分用に改造したい、既存のWebページをWordPress化したい、そんな人にぴったりの解説書を紹介します。
WordPressというとPHPの知識が必要になり、ちょっと苦手だという人でも大丈夫。本書では、WordPressの基礎知識から最新版に対応したテクニックまで分かりやすく解説されています。
特に、最近WordPressに触れてないなという人は要チェックです!
本書はWordPress公式サイトでリリースされているテーマ・プラグインの開発者、コミュニティに携わっている方たちによる、WordPressのテーマファイルの制作に特化された解説書です。
WordPress 5.8に完全対応しており、ブロックエディタに対応したテーマファイルを制作できます。
※5.9が先週リリースされましたが、本書の発売後です。
Kindle版も同時発売!
版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。
本書は8章構成で、テーマ作成に必要なWordPressやPHPの基礎知識をはじめ、オリジナルデザインのテーマファイルを制作するまでを学べます。また、サンプルはクライアントワークを想定したもので、静的マークアップを元にWordPressのテーマファイル化する手順が分かります。
第1章はWordPressの基礎知識、第2章はテーマ作成に必要な基礎知識です。テーマのフォルダ構成やテンプレートファイル、タグ、ループ、フックなど、これだけは必要という知識が学べます。
PHPが苦手な人でも大丈夫です。WordPressに必要なPHPの知識や書き方もていねいに解説されており、初心者の人でも分かると思います。
第3章はテーマファイルを制作するための開発環境を用意します。Localを使用することで、WordPressをローカル環境で動作させることができます。Localを紹介したのは、当ブログが日本で一番最初だと思います。私もそれ以来、ずっと使用しています。
第4章では最小限の構成でテーマファイルを制作し、WordPressに認識させます。WordPressがどのようにテーマファイルを認識し、ページを生成するのか正しく理解しておくことで、オリジナルテーマの制作や改造するときに役立ちます。
第5章はいよいよオリジナルテーマのテンプレートファイルを作成します。この章がもっとも充実しています、基礎知識がある人はここからでもよいかもしれませんが、第4章は目を通しておいたほうがよいでしょう。
index.phpをはじめ、投稿ページ用、固定ページ用、アーカイブページ用、フロントページ用、header.php, footer.php, sidebar.php, search.phpなど、さまざまなテンプレートを実装します。
たとえば、投稿ページだと優先順位が 1.single-post.php 2.single.php 3.singular.php 4.index.php です。テーマのファイル構成をどうするか、サイトにはどんなコンテンツが必要でファイルに何が必要か、といったこともていねいに解説されています。
もちろん、コードレベルでの解説も充実しています。説明文だけでは分かりにくいWordPress特有の機能は図をまじえて解説されており、コードもこれは何の役割があり、どこに記述すべきかが分かります。
最近WordPressに触れてないなという人は要チェックです!
テンプレートファイル、テンプレートパーツなどの便利な新機能の解説も充実しており、投稿ページの投稿部分をパーツ化したり、アーカイブページのページネーションをパーツ化したり、捗ります。
第6章はサイトの利便性を向上するUI要素や機能を実装します。search.phpの検索、404.phpの404ページをはじめ、プラグインを使用したパンくずリストもデザインや機能のカスタマイズ方法まで実用的な実装がていねいに解説されています。
第7章は5.0から導入されたブロックエディタです。現在のWordPressではブロックエディタを前提として開発が主流になっており、これから制作する人はブロックエディタ対応は必須です。基本的な実装から、独自のカスタムスタイルの作り方やブロックパターンの作成方法など、図やコードのコメントの解説も充実しています。
最後の第8章はWordPressでサイトの機能を拡張するテクニックです。カスタムページテンプレートで独自デザインのページを追加したり、投稿インデックスページを作成したり、フロントページをブロックエディタ化したり、クライアントからの要望が多そうな機能もあります。
WordPressオリジナルテーマ制作入門の目次
WordPressオリジナルテーマ制作入門の目次
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WordPressの解説書で新刊は、久しぶりではないでしょうか!
版を重ねたものは何冊か知っていますが、5.xのブロックエディタ対応での解説書はありがたいですね。当ブログではブロックエディタ未対応ですが、次にテーマを変更する際は本書を参考にしてテーマファイルを作成したいと思います。
献本の御礼
最後に、献本いただいた著者様と技術評論社の担当者さまに御礼申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
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