前職には頼らない! ITエンジニアがフリーランスとして独立するときにやるべきことを詳しく解説した良書 -フリーランス独立戦略

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当ブログのビジターにも多くのフリーランスの方がいると思います。また、これからフリーランスになることを考えている方も少なくないでしょう。フリーランスになることを考えている人に動き出す前に読んでおきたいお勧めの本を紹介します。

そのときに必要な情報をAIやネットで調べればいいやと思っている人にこそこの本をお勧めします。私もこれからは知人や身内にフリーランスになることを相談された時には、この本を薦めたいと思います。

ITエンジニアのフリーランス独立戦略

著者は10年以上フリーランスとして働き、ITのコンサルやソフトウェアの開発などを業務としている増井 敏克氏。本書はそんな氏によるITエンジニアがフリーランスとして独立するための実践的なガイドブックです。

実務的なことだけでなく、独立に必要な手続き、税金、ライフスタイルに関わることまで、フリーランスになったときに必要なことが幅広く網羅されており、しっかりと詳しく解説されています。

ITエンジニアのフリーランス独立戦略

ITエンジニアのフリーランス独立戦略
前職やエージェントに頼らない働き方
ISBN 978-4-295-02260-2
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著者: 増井 敏克
出版社: インプレス
発売日: 2025/9/3

Kindle版も同時発売されます!

版元様より許可をいただいたので、紙面のキャプチャを少しだけご紹介。

紙面のキャプチャ

フリーランスになるきっかけとしては、現職に不満があったり、時間や場所にしばられることなく仕事に取り組みたい、頑張るほど収入が上がる、などの期待をもっていると思います。しかし、その反面、安定した仕事や収入を見込めるのか、税務や契約など自分で手続きをしなくてはならない、仕事面や生活面での管理はどういったことがあるのか、など不安に思うこともたくさんあると思います。

本書ではそういった期待と不安の両面、フリーランスとしてどういったことが必要になるのかを具体的な実例をもとに解説しています。特に、前職やエージェントに頼らないフリーランス「請負契約」という働き方がよく分かります。

紙面のキャプチャ

本書は0+10章構成で、準備・お金・スキル・管理の4つを軸に、フリーランスとして独立する際に役立つ知識やノウハウを身につけることができます。中でも私個人の経験から特に健康管理が大事です。コロナといった大規模なものだけでなく、風邪や腰痛など、日常的にかなり気をつけています。

紙面のキャプチャ

私はWeb制作会社に勤めた後にフリーランスとしてやっていますが、当時は期待と不安のどちらもありました。まず、フリーランスの全体像が分からない、例えば会社員時代は年収は分かっていたし、プロジェクトも半年先くらいは分かったいたし、プライベートや健康状態(定期検診)もある程度は把握できていたと思います。

しかし、フリーランスになると仕事面はすべて自分でやることになります。仕事の受注や作業はもちろん、クライアントとの契約、手続きや税金、そしてそれらはプライベートや健康状態にも大きな影響を与えます。当時は1年後の自分がどんな風にやっているのか、うまく想像できませんでした。

紙面のキャプチャ

そんな不安と心配に包まれていた当時の自分に、この本を渡したいくらいです。本書はまさに、ITエンジニアがフリーランスとして独立するためにやるべきことが分かる実践的なガイドブックです。

「個人事業主として開業するときの手続き」もちろん、ネットで調べたり、国税庁や税務署のサイトで調べれば分かりますが、調べるのが大変だったり、AIだと古い情報だったりすることもあります。また、開業の全体的な流れやそれに伴う前後の情報も把握しておくと、効率よく手続きを進められます。本書はフリーランスの準備段階から、フリーランスになってからのことまでまとめて把握できるので、かなり役立つと思います。

紙面のキャプチャ

フリーランスになると、もちろん仕事面でも大きく変わりますが、税金関連も大きく変わります。特に初めて確定申告をしたときには、非常に緊張したのをよく覚えています。白色と青色って何? 自分はどちらなのか。白色は簡単そうだけど、青色は難しいそうだけど優遇されるって自分に適しているのか。こういったフリーランスの税金についても詳しく解説されています。

紙面のキャプチャ

また2023年から大きく変わったのが、インボイス制度とそれに伴う消費税です。さらに適格請求書事業者の申請など、フリーランスにとって避けては通れないものです。フリーランス側から見ればなくてもいいと思うかもしれませんが、クライアント側から見るとインボイスがないと仕入れ税額控除が受けられないので必須となります。そのため、フリーランス側も受注に大きな影響を与えます。

紙面のキャプチャ

フリーランスの業務面でもこれまでとは大きく変わります。一人でやる場合でも、チームを組んでやる場合でも自分に何ができるのか確認し、それをクライアントや仲間に伝える必要があります。実務経験や職歴など、自分のスキルを伝える資料を用意しておくとよいでしょう。また、ポートフォリオやSNSを用意しておくと、予期せぬところから仕事の依頼が舞い込むことがあります。

紙面のキャプチャ

また、自分の技術やスキルで差別化ができれば、かなり有利になります。たとえば、似たような商品があった場合に安い方を買うこともあるかもしれませんが、デザインがいい、機能が優れてるなど余分にお金を払ってもいいと思うことがあると思います。それと同じで、人材もこの差別化が強みになります。

フリーランスになった際に前職から仕事を請けたり、エージェント経由だと安定するのですが、本書では「請負契約」のフリーランスがメインです。請負契約とは業務を委託する契約のことで、フリーランスの人が特定の仕事を完成させることを約束し、注文者がその成果に対して報酬を支払うという流れです。

紙面のキャプチャ

フリーランスになる前にやっておくべきことというのもいくつかあります。まずはいきなり報酬をもらえることはないので、一定期間収入がなくてもやっていけるか資金を準備しておきます。本書ではどれだけの貯金があればよいのか、金額ごとの見込み、退職後の収入見込み(失業手当など)、また働く場所は自宅にするのかオフィスを借りるのか、さらにはバーチャルオフィスを借りるのか、まずは副業として始めることは可能なのか、といったさまざまなケースに対してどのように進めればよいのか道案内をしてくれます。

紙面のキャプチャ

フリーランスとして1年後には納税が訪れます。これは最低限の準備でもこなせますが、青色申告をする場合にはある程度の準備が必要です。特に重要なのが、経費です。そして、領収書(電子帳簿保存)も非常に重要です。これがないと経費として認められなくなり、最低でも7年間保存しておく必要があります。

紙面のキャプチャ

また、現在は健康でもいずれ訪れる老後や、不意の病気にも備えが必要です。特に一人でフリーランスの業務を担う場合は、病気になったときにどうするか考えておく必要があります。そして、この病気と老後に必要になる健康保険や年金の手続きも会社時代とは異なり、すべて自分で手続きをする必要があります。やることが多すぎて不安になるかもしれませんが、本書では健康保険や年金はどうすればよいか、どのように手続きをすればよいかが分かります。

紙面のキャプチャ

特に重要なのが、心と体の健康だと思います。会社員時代は病気や怪我で休んでも代わりの人がいましたが、フリーランスには代わりの人はいません。確かに会社員時代は徹夜作業とか1ヵ月泊まり込みをこなしていましたが、フリーランスになってからは無理な徹夜はしなくなりました。体の保守と運用をしっかり考えるように意識しています。また、心の健康も非常に大事で、私は日記を書くようにしています。仕事のこと、日常のこと、嬉しかったこと、愚痴やストレスの発散などにも役立っています。

ITエンジニアのフリーランス独立戦略の目次

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フリーランスになろうと思っている人は、自分の技術や知識に自信がある人が多いと思います。確かに仕事面や収入面は大事ですが、それと同じくらいお金や税金、健康の管理も重要になります。仕事に集中できる環境をつくるためにも、そういった他のことを問題なくこなさせるように本書はかなり役立つと思います。

ITエンジニアのフリーランス独立戦略

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前職やエージェントに頼らない働き方
ISBN 978-4-295-02260-2
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著者: 増井 敏克
出版社: インプレス
発売日: 2025/9/3

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