電子書籍版デザイニングWebアクセシビリティの無料版がかなりのボリュームでびっくり!
Post on:2017年2月20日
以前紹介した「デザイニングWebアクセシビリティ」の電子書籍版が、ようやくリリースされました!
そのリリースを記念して無料版が公開されているのですが、これがかなりのボリュームとなっており、Web制作に携わる人はこの機会に読んでおくことをお勧めします。
電子書籍版はなんと、4つのフォーマットが提供されています。
- EPUB
- 付録: Kindle用に調整したEPUB(MOBI, AZKに変換する説明書付き)
PDFリーダーでもよし、Kindle端末・アプリでもよし、EPUBリーダーでもよしです。
※付録は予告なしに変更される場合があります。
AmazonでもKindle版として、購入できます。
書籍版よりかなりお安くなっています。
電子書籍版の.pdfと付録のEPUBを.mobiに変換してKindle端末で本書を読んでみましたが、通常の電子書籍とは異なる作りで、さすがアクセシビリティを扱った本だという印象を受けました。
電子書籍版のリリースにあたり、担当者様にいろいろお話を伺いました。
「アクセシブルな書籍なのに紙版書籍しか存在しない」ことは、本書籍が発売された時から言われていたことでした。著者からも要望が高かったですが、リフロー版でアクセシブルな電子書籍を作るには制作や検証のコストがかかること、紙版書籍の初版第2刷を見込めたこともあり、刊行元としては判断が難しいところでした。
今回電子書籍として、多様なファイル形式でアクセシブルなものを作るために、3つの点で苦労しました。
- 画像解像度の最適化
- 見出の階層とページ切り替えなど読みやすさの最適化
- ページという概念を持たない場合の目次・索引・巻末資料のあり方の検討と最適化
購入前に無料版がダウンロードでき、8章「ビジュアルデザイン」を読むことができます。
本書の中で、最もデザイン寄り、実装寄りの章です。
版元様より許諾をいただいたので、中身を少しだけ紹介します。
8章「ビジュアルデザイン」は全8節。
どのようにデザインを工夫すれば、情報がより伝わりやすくなり、アクセシビリティを向上させることになるか解説されています。
※画像は各節最初のページのみにしています。
本書の詳しい説明は、以前の紹介記事をご覧ください。
無料版のダウンロードは、下記ページの「お試し版ダウンロード」のタブをクリック。
リンクをクリックすると、ファイルがダウンロードできます。
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