2015年のロゴデザインのトレンド -2015 Logo Trend Report
Post on:2015年6月19日
ロゴのデザインって、見ているだけでも楽しいですよね。
そんなロゴデザインの2015年のトレンドを分析した「2015 Logo Trends」を紹介します。
ロゴのトレンドの最新版は、こちら。
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下記はLogoLounge様の依頼と許可を受けて意訳したものです。
※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様に許可を得て翻訳しています。
photoshopvip.netというブログにも同記事の翻訳がありますが、無断翻訳・無断転載であると、LogoLounge様から連絡を受けています。
トレンドの流れを見るのも面白いと思うので、過去分も。
- 2014年のロゴデザインのトレンド
- 2013年のロゴデザインのトレンド
- 2012年のロゴデザインのトレンド
- 2011年のロゴデザインのトレンド
- 2010年のロゴデザインのトレンド
- 2009年のロゴデザインのトレンド
- 2008年のロゴデザインのトレンド
ここからが、2015年のトレンドです。
人気の高いデザインエレメント
まずは、ロゴデザインで人気の高いデザインエレメントを見てみましょう。
- 棒グラフ
- 各バーはさまざまな高さとカラーを使い、ブランドの価値や動向や状況を強調して伝えることができます。
- チューブ
- 丸くて細長い管は、多次元のデザインを演出します。
- ブーメラン
- クライアントの元に顧客が必ず戻ってくるのをイメージしたアイテムです。
- ツイスト
- ロープやDNA螺旋のようにねじれがあり、絡まった繊維が結束した様子は強さを表します。
- テストバー
- テレビやモニタのテスト表示に使われるカラーや白黒のバーの画面で、文字やシンボルを配置することで「制作は○○」といったサインになります。
- バイセクト
- 2つまたはそれ以上の平面が交差して、多次元の形を作りだします。
- スラッシュとバックスラッシュ
- URLのように終わりや区切りを表現します。
- ホップ
- ビールの原材料。原材料はそのプロダクトを想起させるよいアイテムです。
- その他
- アンカー、ウサギ、キツネ、コルクスクリュー、映画用カメラなど
Dot Tip
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Dot Tipは以前トレンドだったモノラインから進化したもので、カラフルなラインの始終点にドットやサークルが加えられたデザインです。ドットはチャレンジを意味し、それを結ぶラインはソリューションを表現しています。数が多いほど、多くのソリューションや独創的なアイデアを備えた印象を与えます。
参考:2011年のロゴのトレンド -2011 Logo Design Trends: Monoline
Contours
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親しみのあるイラストにハイライトとシャドウでそのディテールを作り、シンプルな印象を与えます。使用するカラーは1種類ですが、ハーフトーンやグラデーションを使うことで、ユーザーの印象に残るデザインになっています。
Concentrak
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同心線の要素を使ったデリケートなデザインで、要素の反復を効果的に使用しています。繰り返されたパターンは単純ながら、ロゴの重要なコンポーネントになっています。同心線はループで構成され、リズミカルなストーリーをそのスペースに生み出します。暗い背景にクロームのカラーを使い、ネオンのように輝かせることもできます。このトレンドは以前にも流行りましたが、今回はより細いラインを使用します。
参考:2011年のロゴのトレンド -2011 Logo Design Trends: Concentric
Sparkle
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4つのポイントがある星をシンボルのように使っており、キラキラ輝くアクセサリーのようなロゴデザインです。確かに新しいシンボルではありませんが、最近人気が高いです。4つのポイントがある星はきらめきや輝きといったイメージだけでなく、対立を起こさないことを象徴して楽しさと安心感をもたらします。円や多角形の一部と一緒に利用されるのも大きな特徴です。
Pick-Up Sticks
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無規則であるというのはその予測できないパターンが面白いコンセプトです。このデザインも同じパターンは一切使用せず、グラスファイバーの束のように織り成されたデザインです。これらのスティックは、衝突しているようにクロスさせて使います。
Coloring
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シンプルなラインから作られたロゴは5年前から見られたトレンドで、それの変形バージョンとしてカラーをつけたデザインです。カラーごとに必ずラインで囲う塗り絵のような楽しいロゴです。
参考:2011年のロゴのトレンド -2011 Logo Design Trends: Monoline
Circle Break
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円グラフの中央を空白にし、周りには複数のカラーを使用したデザインです。ピースを1つ2つ欠けさせることがありますが、円グラフの縁は常に明白にします。リングが回転しているようにも見えるのは、プロセスのスムーズな連続性を表現します。意味深につけられたリングのカラーはただのボーナスメッセージです。
Trixelate
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三角形が組み合わさったデザインで、三角形にはさまざまなサイズを使用しています。二等辺三角形・正三角形を接点で繋げ、さまざまな形状をつくります。カラーは同一色相のグラデーションやオーバーレイを使ったり、ソリッドなカラーにしてもよいでしょう。
Photo
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写真のイメージをロゴに使ったデザインです。これまでのロゴデザインでは写真は背景としてだったり、それ自身をシンボルにして使われていたことがありました。このリアルとグラフィックが融合されたデザインは、知的で斬新なイメージを伝えることができます。
Rays
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重要性を表現するために背景に集中線を使い、ロゴを強調して見せるデザインです。集中線は中央のポイントから拡散するように線を伸ばします。スターバーストの単一ウェイトのラインとは異なります。ラインのカラーには微妙なグラデーションを使い、オリジナル感を出すことができます。
Naive
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子どもが描いたかのような奔放さと斬新さを備えたデザインは、人々に笑顔を与えます。このブランドの所有者は間違いなくユーモアのセンスを持っているでしょう。例は全部白と黒ですが、カラーを使った時もシンプルさを保たせるのが重要です。パターンとディテールはこのトレンドの重要なポイントで、ロゴのエッセンスを維持するのに役立ちます。
Coded
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モールス信号のコードのようなデザインは、複数のカラー・サイズのブロックをレンガ造りの壁のように組み合わせます。先端を角丸にするのも大きな特徴です。公式のソリューションを扱うクライアントと相性がよく、科学や医学などの雰囲気を伝えます。
Chroma Coaster
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1本の継続するラインが向きを急に変え、傾けたり捻らせるのはロゴデザイナーの定番の手です。カラーはソリッドではなく、色相の異なるグラデーションを使うことでトレンドが生まれています。透明と不透明、シャドウとハイライトを使い、このラインを立体的に見せています。
Detail
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細いラインでパターンをつくり、細部まで描き込んだデザインです。パターンは小さいサイズのスクリーンでは実用的ではないかもしれませんが、エッチングのラインのようにロゴの形をしっかりと見せます。ネガティブスペースも大きな特徴で、計画的に使うことで非常に完成度の高いロゴになります。
Shaded
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影は現実の世界では注目されませんが、デザインにおいては光源とテクスチャにあったシャドウをつけることで印象的な見栄えを与えます。1つの文字や文字の組み合わせ、あるいは単語やフレーズに、グラフィックエレメントとしてのヴィジュアルの役割を与えます。
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