これを待ってた! 「PhotoCraft」でAIによる生成塗りつぶし・オブジェクトの削除が使えるようになりました、しかも完全無料

Photoshopをオープンソースで再構築した「PhotoCraft」が早くも日本語フォントの縦書きに対応し、各ツールの使い勝手も向上したとお伝えしたのは先週ですが、あれからさらにバージョンアップを重ね、ついに生成AIも備わりました!

PhotoCraftで足りない機能として生成AI、特に生成塗りつぶし、オブジェクトの削除などの声が多くありましたが、これらの生成AI機能がすべて無料で使えます!

さっそく使ってみたところ、PhotoCraftの軽快さはそのままで、Photoshopの生成塗りつぶしのように簡単に使えました。

「PhotoCraft」でAIによる生成塗りつぶし・オブジェクトの削除が使えるようになりました
「PhotoCraft」でAIによる生成塗りつぶし・オブジェクトの削除が使えるようになりました

まずはCrafting Appsの簡単な説明

Crafting Appsは、Photoshop, Illustrator, Premiere Pro, Lightroom, Acrobat Pro, After Effects, InDesignのAdobeのアプリ7種類をAdobeのコードを一切使用せずに、完全に新しいコードを使用して各アプリの機能を忠実に再現したオープンソースのアプリです。
ライセンスはApache-2.0、MITライセンスで、商用でも無料で利用できます。

10月にリリースされたばかりで、現在はアルファ版ですが、2,3日おきにアップデートされており、ベータ版がリリースされる日も近づいているなと感じます。
これまでのアップデート内容については下記をご覧ください。

「PhotoCraft」が日本語フォントの縦書きに対応、各ツールの使い勝手も向上

「PhotoCraft」が日本語フォントの縦書きに対応、各ツールの使い勝手も向上

2026/10/28現在、最新版はv0.16.0です。日本語のサポートは完了。約76%の機能が準備されており、約45%は実装の準備もできています。この数字は2週間前のものなので、さらに進んでいると思われます。

PhotoCraftで生成AIを使えるようにする方法

PhotoCraftで生成AIを使えるようにするには、OpenFillを使用します。
OpenFillは、Crafting Apps公式ではなく、有志によるものです。PhotoCraftおよびGIMPでローカルで動作する生成AIによる塗りつぶし、拡張、オブジェクト削除、プロンプトによる画像生成を可能にします。現在はベータ版で、WindowsとmacOSとLinuxをサポートしています。

OpneFillのライセンスはApache License 2.0で、アカウントもサブスクも不要、商用でも無料で利用できます。

サイトのキャプチャ

OpenFill -GitHub

作者によると、

Adobeに法外な解約手数料を支払った後、Photoshopの代替としてGIMP 3に移行しました。GIMPは素晴らしい代替ソフトでしたが、AdobeのAI画像編集ツールは私のワークフローの一部になっていたため、手放すわけにはいかず、OpenFillを作成しました。現在はPhotoCraftでも動作します。特にPhotoshopユーザーにとって、使い慣れた感覚で簡単に操作できるように設計されています。

生成AIの処理は使用しているコンピュータ上のComfyUIで実行され、外部への通信は一切ありません。PhotoCraftの対応バージョンは、0.12~0.16です。

私はPortmasterで確認してみましたが、セットアップ時のダウンロード以外の通信はありませんでした。完全にローカルで動作します。

OpenFillのインストール

まずは、Windows11環境にインストール方法を紹介します。
NVIDIAグラフィックカード、またはAMD Radeon RX 7000以降が必要です。

  1. PhotoCraft(0.12~0.16)とPythonがインストール済みであることを確認してください。
    PhotoshoCraftが未の人はGitHubから、Pythonが未の人はpython.orgからインストールしてください。
  2. OpenFillをGitHubから「openfill-photocraft-0.2.4.zip」をダウンロードします。
  3. 「openfill-photocraft-0.2.4.zip」を解凍し、「Install OpenFill for PhotoCraft.cmd」をダブルクリックします。
  4. これでインストールは完了です。

続いて、macOSにインストールする方法。
要件は、Apple Silicon M3+、16GB、macOS14.7 となっています。

  1. PhotoCraft(0.12~0.16)とPythonがインストール済みであることを確認してください。
    PhotoshoCraftが未の人はGitHubから、Pythonが未の人はpython.orgからインストールしてください。
  2. ターミナルで「python3 -m pip install Pillow」を実行します。
  3. OpenFillをGitHubから「openfill-photocraft-0.2.4.zip」をダウンロードします。
    ※0.2.2以前はmacOSで機能せず、0.2.3はプロンプト入力の不具合があり、0.2.4で修正されました。
  4. 「openfill-photocraft-0.2.4.zip」を解凍し、展開されたフォルダ内で「sh install.sh」を実行します。
  5. 「~/Applications/PhotoCraft with OpenFill.app」を開きます。
  6. これでインストールは完了です。

OpenFillのセットアップ

  1. スタートメニューまたはデスクトップのショートカットから「PhotoCraft with OpenFill」でPhotoCraftを起動します。
  2. 初回起動時に「Download ComfyUI」をクリックします。
  3. 「Open model manager」をクリックし、「LaMa」(0.2GB)と「DreamShaper 8 Inpainting」(2GB)を選択し、ダウンロードします。
  4. これでセットアップは完了です。

PhotoCraftで生成AIを使ってみた

PhotoCraft v0.16.0にPhotoCraft用OpenFill 0.2.4をインストールして、生成AIを使ってみました。

PhotoCraftを起動するときは、通常のPhotoCraftのアイコンで起動するのではなく、「PhotoCraft with OpenFill」で起動します。

もう見た目は完全にPhotoshopですね。

サイトのキャプチャ

画像:眼鏡をかけた笑顔でスムージーを飲む女子の健康的なライフスタイルのフリー写真素材 by ぱくたそ

まずは、生成AIによる塗りつぶし。
右下の箱を塗りつぶしてみます。

右下の箱を生成AIで塗りつぶす

右下の箱を生成AIで塗りつぶす

使い方は、Photoshopと同じです。
選択範囲ツールで、目的のオブジェクトを選択します。

オブジェクトを選択

オブジェクトを選択

OpenFillのタブから「Fill」を選択し、「Generate」ボタンをクリックします。

塗りつぶし完了

塗りつぶし完了

かかった時間は、2秒くらいでしょうか。

塗りつぶし完了

塗りつぶし完了

続いて、オブジェクトの削除。
同様の選択範囲を利用して、「Remove」を選択し、「Generate」ボタンをクリックします。

オブジェクトの削除

オブジェクトの削除

生成拡張は、パネルで拡張する領域を設定し、「Expand」を選択し、「Generate」ボタンをクリックします。

生成拡張

生成拡張

左にはベッド、右にはドアが生成されました。

生成拡張

生成拡張

最後はプロンプトによる画像生成。「cherry blossoms」と入力して画像を生成してみました。

プロンプトによる画像生成

プロンプトによる画像生成

各アプリのダウンロードは、GitHubからがお勧めです。
Windows版は「*-windows-x64.msi」を、macOS版は「*-macos-universal.dmg」をダウンロードします。それぞれダブルクリックするだけで、アプリをインストールできます。

まずは、Adobe Photoshopを再構築したオープンソース版。
各アプリの機能と実装の準備は2週間ほど更新が止まっているので、もっと進んでいると思われます。

サイトのキャプチャ

PhotoCraft
PhotoCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.16.0です。日本語のサポートは完了。約76%の機能が準備されており、約45%は実装の準備もできています。

続いて、Adobe Illustratorを再構築したオープンソース版。

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VectorCraft
VectorCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.17.0です。日本語のサポートは完了。約88%の機能が準備されており、約75%は実装の準備もできています。

もっとも開発が進んでおり、すでにIllustratorを凌駕している機能もあります(正確な曲線ブール値、スレッド外マルチスレッドレンダリング、無制限のアンドゥ、ライブエフェクトのロスレスSVG/PDFエクスポート、ドキュメント化されたJSON形式、Affinity 1~3のインポート、WebとLinux/FreeBSDで同じアプリ、スクラビーな数値フィールド、サンドボックス化されたWebAssemblyプラグイン、エージェント(MCP、CLI、コントロールチャネル)で操作可能なすべてのコマンド、ジェスチャー、ダイアログ)。

Adobe Premiere Proを再構築したオープンソース版。

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FilmCraft
FilmCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.13.0です。日本語のサポートは99.7%。約86%の機能が準備されており、約56%は実装の準備もできています。

Adobe Lightroomを再構築したオープンソース版。

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LightCraft
LightCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.14.0です。日本語のサポートは87%。約81%の機能が準備されており、約61%は実装の準備もできています。

Adobe Acrobat Proを再構築したオープンソース版。

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PdfCraft
PdfCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.14.0です。v0.4.0からPdfCraftに名称変更。日本語のサポートは99.1%。約67%の機能が準備されており、約50%は実装の準備もできています。

Adobe After Effectsを再構築したオープンソース版。

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EffectCraft
EffectCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.17.0です。日本語のサポートは27%。約91%の機能が準備されており、約45%は実装の準備もできています。

Adobe InDesignを再構築したオープンソース版。

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DesignCraft
DesignCraft -GitHub

2026/10/28現在、最新版はv0.13.0です。日本語のサポートは95%。約80%の機能が準備されており、約47%は実装の準備もできています。

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