Photoshopをオープンソースで再構築した「PhotoCraft」が日本語フォントの縦書きに対応、各ツールの使い勝手も向上
Post on:2026年10月20日
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2週間ほど前に紹介した、PhotoshopやIllustratorなど、Adobeアプリ7種類をオープンソースで再構築した「Crafting Apps」がものすごい勢いでアップデートを繰り返しています!
リリースされた当初は日本語フォントが使えず、これはまだまだだなと思った人も多いと思いますが、最新版のver.0.10.0ではかなり使えるようになり、このペースでアップデートされていくと年内にはかなりの完成度が見込まれます。

この記事の画像は、Photoshopを再構築したPhotoCraftで作成しました。
Photoshopの基本機能しか使わないときは、PhotoCraftで十分なレベルかもしれません。
Crafting Appsは、Photoshop, Illustrator, Premiere Pro, Lightroom, Acrobat Pro, After Effects, InDesignのAdobeのアプリ7種類をAdobeのコードを一切使用せずに、完全に新しいコードを使用して各アプリの機能を忠実に再現したオープンソースのアプリです。
詳しくは、先日の記事をご覧ください。
Crafting Appsの大きな特徴は、Win, Mac, Linux対応でオープンソースの無料であること、そして軽量であること。
たとえばPhotoshopは5GB超えのところ、PhotoCraftは100MBです。もちろん、PhotoCraftはまだ完成していないため、これよりファイルサイズが大きくになると思いますが、それでも5GBにはならないでしょう。
Adobeのソフトウェアは数十年続いているため、膨大な数のレガシー機能とコードが残っています。PhotoCraftはRustで新しくコーディングされており、レガシーな不要コードはありません。また、PhotoshopにはローカルにAIデータ(モデル)が含まれており、これは数GBと非常に大きいです。PhotoCraftにはAIデータが含まれていないというのも軽量のポイントです。
ぱっと見はもう完全にPhotoshopですね。

macOSで、PhotoCraft v0.10.0を起動
PhotoCraftがどのように開発されていくのかは、ロードマップで分かります。
現在はアルファ版ですが、ベータ版まであとわずかとなっており、その完成度は75%です。日本語のサポートは100%になっており、英語をはじめ、フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国語など、多数の言語がすでにサポートされています。

気になるのはAdobe Photoshopとの互換性です。
本格的な仕事で使用するレベルとしては45%、基本機能しか使用しないレベルであれば61%とのことです。
約76%の機能が準備されており、約45%は実装の準備もできています。
近日の予定としては、「ユーザーからのバグ報告件数を減少すること」「PSDファイルの忠実度」「パフォーマンス」が挙げられています。

PhotoCraftとAdobe Photoshopの同等性
開発者のコメントは下記の通りです。
Photoshopの機能の多くは何らかの形で実装されていますが、日常的なプロの作業におけるPhotoshopの代替としてはまだ完成していません。最大の違いは、AI生成機能、15個のツールの不足、タイポグラフィとプロのワークフローの深み、およびプラグインの互換性です。
Photoshopの機能を再現したPhotoCraftのアップデートで何ができるようになったか、簡単にまとめてみました。
ver0.1.1, 0.2.0, 0.3.0, 0.5.0, 0.6.0, 0.7.0, 0.8.2, 0.9.0, 0.10.0とこの2週間で2,3日おきにアップデートされており、それぞれ50項目以上あるので、すべてはここに書けないので、主な項目だけピックアップしました。詳しくはGitHab Releasesをご覧ください。
- インターフェイスの日本語化
- 日本語フォントをサポート
- テキストツールでの日本語入力
- テキストレイヤーで、テキストと名前を同期
- 日本語の縦書きをサポート
- ブラシ.abrファイルのインポート
- スタイラス筆圧/傾き
- レイヤーグループに対応
- レイヤーパネルの目を下にドラッグでレイヤーを表示または非表示に
- スウォッチ.acoファイルのインポート
- アクション.atnファイルのインポート
- グラデーション.grdファイルのインポート
- カラーパネル、スウォッチ、カラーピッカーで選択したテキストの色を変更
- スポイトでドラッグ中に色をサンプリング
- カラーパネルでチップをクリックしてその色を編集、ダブルクリックしてカラーピッカー
- グラデーションツールにブレンドモードを追加
- グラデーションマップは、Photoshopと同様にW3C輝度によって駆動
- カラーマネジメント(P3/Adobe RGB/ProPhoto/Gray/CMYK)
- Camera Rawをサポート、HEIC/HEIF写真を開く
- WebPのエクスポートで品質コントロールに対応
- 動画のレンダリング: アニメーションGIFは透明度を維持
- キーボードによるレイヤーナビゲーション、数字キーによる不透明度調整、Alt+クリックによるカラーサンプリング
- フォントにカーソルを合わせると、文字セクションも表示され、プレビューが表示
- 再起動後もウィンドウとパネルのサイズを記憶
- 新規ドキュメントを開くときに、コピーしている画像のサイズを保持
- 以前に適用された新しいガイドレイアウトの値を記憶
- ワークスペースの維持
各アプリのダウンロードは、GitHubからがお勧めです。
Windows版は「*-windows-x64-portable.zip」を、macOS版は「*-macos-universal.dmg」をダウンロードします。それぞれダブルクリックするだけで、アプリをインストールできます。
まずは、Adobe Photoshopを再構築したオープンソース版。

2026/10/20現在、最新版はv0.10.0です。日本語のサポートは完了。約76%の機能が準備されており、約45%は実装の準備もできています。
続いて、Adobe Illustratorを再構築したオープンソース版。

VectorCraft
VectorCraft -GitHub
2026/10/20現在、最新版はv0.13.1です。日本語のサポートは完了。約88%の機能が準備されており、約75%は実装の準備もできています。
もっとも開発が進んでおり、すでにIllustratorを凌駕している機能もあります(正確な曲線ブール値、スレッド外マルチスレッドレンダリング、無制限のアンドゥ、ライブエフェクトのロスレスSVG/PDFエクスポート、ドキュメント化されたJSON形式、Affinity 1~3のインポート、WebとLinux/FreeBSDで同じアプリ、スクラビーな数値フィールド、サンドボックス化されたWebAssemblyプラグイン、エージェント(MCP、CLI、コントロールチャネル)で操作可能なすべてのコマンド、ジェスチャー、ダイアログ)。
Adobe Premiere Proを再構築したオープンソース版。

2026/10/20現在、最新版はv0.9.0です。日本語のサポートは99.7%。約86%の機能が準備されており、約56%は実装の準備もできています。
Adobe Lightroomを再構築したオープンソース版。

2026/10/20現在、最新版はv0.9.1です。日本語のサポートは87%。約81%の機能が準備されており、約61%は実装の準備もできています。
Adobe Acrobat Proを再構築したオープンソース版。

2026/10/20現在、最新版はv0.9.0です。日本語のサポートは99.1%。約67%の機能が準備されており、約50%は実装の準備もできています。
Adobe After Effectsを再構築したオープンソース版。

EffectCraft
EffectCraft -GitHub
2026/10/20現在、最新版はv0.11.1です。日本語のサポートは27%。約91%の機能が準備されており、約45%は実装の準備もできています。
Adobe InDesignを再構築したオープンソース版。

DesignCraft
DesignCraft -GitHub
2026/10/20現在、最新版はv0.9.0です。日本語のサポートは95%。約80%の機能が準備されており、約47%は実装の準備もできています。
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