Photoshop CC 2015.5は長年の悩みも解決するかなり良質なアップデート!よく見ないと気がつかないけど、テスターに絶賛された新機能
Post on:2016年7月1日
Adobe Photoshop CC 2015.5のアップデートは正確な切り抜きや選択範囲が簡単にできたり、切り抜きツールのコンじる、フォントのロード時間短縮など、便利な新機能が満載ですが、その中でも見過ごしがちな、でも非常に便利な新機能を紹介します。
グラフィック的に派手な機能に目がいきがちですが、ここで紹介する機能を待ち望んでいた人も多いと思います!
※Adobeの画像の掲載にあたり、Adobeの広報様に許可を頂いています。
CC 2015.5の新機能については、下記ページをご覧ください。
気がつかずに見過ごしていたのは、はい、私です。
テスターから絶賛を受けた便利な新機能
テスターから絶賛を受けた便利な新機能は、「レイヤーの合成値」です。
Photoshop CC バージョン2015.5 提供開始
※下の方に小さく書かれています。
この機能は下記のように複数の調整レイヤーを使用した画像で、情報パネルのカラー値に見た目の最終的なカラー値を表示できるようになります。
複数の調整レイヤーを使用した画像
※分かりやすくするために、画像はベタ塗りです。
CC 2015以前の情報パネルのカラー値を見てみましょう。
スラッシュ区切りで、左:補正前の値「45,149,0」(選択レイヤーまでの値)、右:補正後の値「66,191,0」(選択レイヤーの値)、でカラー値が表示されています。
今までのカラー値の表示: トーンカーブを選択
トーンカーブのレイヤーを選択した状態だと、カラー値はトーンカーブまでの値で、その上のレイヤーは反映されません。
しかし、この時に知りたいのはトーンカーブまでの値ではなく、調整レイヤーを適用した全ての値(最終的な見た目の値)です。
レイヤーの選択を変更すると、カラー値が変わります。
左の補正前の値「66,191,0」がトーンカーブ選択の補正後の値と同じになっているのが分かると思います。右の補正後の値が見た目のカラー値になります。
この「70,203,0」の値がトーンカーブを編集中にも必要です。
今までのカラー値の表示: 明るさ・コントラストを選択
今まではこのように選択したレイヤーを基準にしたカラー値が表示されていましたが、CC 2015.5では見た目の最終的なカラー値を常に表示することができます。
CC 2015.5で見てみましょう。
常に見た目の値を表示するため、スラッシュ区切りはありません。
CC 2015.5の情報パネル: トーンカーブを選択
選択レイヤーを変更しても、見た目の最終的なカラー値「70,203,0」を表示します。
CC 2015.5の情報パネル: 明るさ・コントラストを選択
設定変更は簡単です。
情報パネルの右上から情報パネルオプションを開きます。
情報パネルのオプション
下方にある「合成カラー値を常に表示する」をチェックします。
デフォルトではチェックされていません。
情報パネルのオプション
これで選択レイヤーの値ではなく、いつでもその目で見えている最終結果のカラー値が表示されます。
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