アドビの新プロジェクトがかなり面白い!100年前の画家の絵筆を忠実に再現したPhotoshopのブラシが無料公開中
Post on:2017年6月16日
アドビの新プロジェクト「クリエイティビティの秘宝」の第1弾。
「Skrik(叫び)」で有名な画家のムンクが実際に使用した絵筆を緻密に分析し、柔軟性などの物理的特性やブラシの種類を忠実に再現したPhotoshopのブラシを紹介します。
アドビ、ムンクの100年前の絵筆をよみがえらせる
参考: 叫び (エドヴァルド・ムンク)
ムンクの100年前の絵筆をブラシに再現
ブラシの制作にあたっては、ノルウェーのムンク美術館の全面協力の元、ムンクが実際に使用した絵筆を超高解像度カメラで360度撮影し、柔軟性などの物理的特性やブラシの種類を忠実に再現したとのことです。
ムンクの7本の絵筆
その模様は、動画でも公開されています。
Hidden Treasures of Creativity -YouTube
それぞれの絵筆の正確な形とパフォーマンス属性を再現したブラシが、こちら。
ムンクの絵筆とPhotoshop
ムンクの絵筆のブラシ素材
ダウンロードとインストール方法
ダウンロード
ダウンロードは下記ページから。
Creative Cloudにログインして、アクセスしてください。
The Original Brushes of Edvard Munch
ムンクのブラシ素材が一覧表示されるので、Photoshop用のブラシを選択します。
Munch Brushes Photoshop CC.tplを選択
ブラシを選択したら、右上の「Creative Cloudへ保存」をクリックします。
ブラシをCreative Cloudへ保存
保存ボタンをクリックすると、しばらく時間がかかります。
保存中
完了すると、「保存されました。」のメッセージが表示されます。
ダウンロード完了
インストール方法
インストールは、通常のabrブラシとは異なります。
tplファイルをCreative Cloud経由で利用します。
ブラシツール「B」にし、ブラシのパネルを開き、「ツールプリセットの読み込み」または「ツールプリセットの置き換え」を選択します。
ツールプリセットの置き換え
※読み込みは現在のセットに追加し、置き換えは現在のセットを削除して追加します。
プリセットを選択するウインドウが表示されるので、Creative Cloudを選択し、「Munch Brushes Photoshop CC.tpl」をクリックします。
Munch Brushes Photoshop CC.tplをクリック
これで完了です。
ブラシパネルからムンクの絵筆が利用できます。
ブラシパネル
さっそく、ブラシを使ってみました。
ムンクの絵筆のブラシの書き味
真っ直ぐなラインを描いただけなのに、完全に絵筆のタッチです!
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