HTML5、CSS3の実用的な使い方を学びたい人向けの一冊
Post on:2011年7月11日
HTML、CSSをある程度理解していて、HTML5、CSS3の実用的な使い方を学びたい人向けの先週末に発売されたばかりの本を紹介します。
HTML5の新しい要素から特に使用するものの使い方をはじめ、これから使われなくなる要素や属性、HTML5/CSS3未対応ブラウザへの対応方法など、すぐに現場で使える内容となっています。
[ad#ad-2]
「HTML5&CSS3実践入門」は、今年の初めに出版された「HTML5 and CSS3: Develop with Tomorrow's Standards Today(amazonでみる)」の翻訳版で、今年最も旬なHTML5, CSS3の実践的な入門書となっています。
HTML5&CSS3実践入門の紹介
本を手にしてぱらぱらとめくると、「古い本?」と思うくらい味気ない誌面ですが、内容は現在のウェブ標準を使いこなす上で役立つことがたくさん書いてあります。
この本の一番大きな特徴として各節に「フォールバック」があり、HTML5/CSS3をサポートしていないブラウザへの対処方法もカバーされています。
また、実務で生じる素朴な疑問がQ&A形式にでてるのも役立つポイントです。
目次にそって、簡単に内容を紹介します。
-
- HTML5/CSS3とは何か
- HTML5とCSS3の魅力となるポイント、今までと大きく変わったポイントなどが簡潔にまとめてあります。
-
- 新しい構造化タグと属性
- HTML5で新しく採用されたheader, footer, nav, sectionなどの要素を実例を交えながら、実践的な解説で理解を深めていきます。
-
- ユーザフレンドリーなWebフォームの作成
- HTML5でパワーアップしたフォーム関連をマスターします。
-
- CSS3を使ったユーザインターフェイスの改善
- 疑似クラス、Media QueriesなどCSS3を使って、UIを改善します。
-
- アクセシビリティの向上
- HTML5はアクセシビリティの面でも活躍します。
-
- キャンバスの描画
- 簡単な図形の描画例から、グラフの設定例まで、丁寧に解説されています。
-
- オーディオとビデオの埋め込み
- audio, video要素の初心者が陥りやすいポイントを丁寧に解説しています。
-
- CSS3を使った魅せ方
- 角丸やグラデーション、ウェブフォントなど現在のデザインを少しレベルアップするテクニックです。
-
- クライアント側のデータ処理
- ここから少し高度になり、マークアップの面ではなく、テクノロジーの面からHTML5をみていきます。
-
- 効果的なAPI連携
- History, Cross-document Messaging, WebSocket, 3つのAPIとの連携を分かりやすく解説しています。
-
- HTML5/CSS3の今後の展開
- CSS3アニメーション、3Dキャンバスなど、これから期待できるテクニックを紹介しています。
付録
- 付録A:HTML5/CSS3クイックリファレンス
- 付録B:jQuery入門
- 付録C:オーディオとビデオのエンコーディング
- 付録D:参考資料
- 付録E:参考文献
献本の御礼
最後に、献本いただいた(株)インプレスジャパンのご担当者さまに御礼、申し上げます。
当サイトでは随時、献本を受け付けています。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
[ad#ad-2]
sponsors