デザインで大切な基本テクニック、つくる課程の考え方が分かる良書「デザインの教室」がKindleセールでかなりの激安です
Post on:2016年7月8日
当ブログで紹介したのはかなり前ですが、デザインの良書「デザインの教室」がKindleセールでかなりの激安なので、改めて本書を紹介します。
グラフィック デザインで大切な基本テクニックが事例やつくり方だけでなく、つくる課程の考え方もしっかり解説された、デザインのスキルを磨くことができる一冊です。
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僕の中では、デザイナーにオススメの一冊に間違いなく入ります。
そんな本書がKindle版セールで7/31までかなりの激安で書籍版の半額以下、さらに20%ポイント還元!
Amazonのレビューでもほとんどが☆5ですね。
- 著:
- 佐藤 好彦
- 出版社:
- MdNコーポレーション
- 発売日:
- 2008/4/28
書籍版にはCD-ROMが付属しており、Kindle版ではダウンロードで入手できます。
そんな本書の中身を少しだけ紹介します。
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この目次の一部だけで「読みたいぞ!」と思った人は大正解です!
エレメントの構成、レイアウトの構成、配色、文字組みといったデザインのテクニックを基本から、考え方、実際のやり方までしっかり学ぶことができます。
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デザインのサンプルも非常に分かりやすく、一手順ごとにそこにどのようなデザインの考え方があり、どのような課程で作り上げていくのかを辿ることができます。
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2008年刊行ですが、古くささは全く感じません。デザインの基本テクニックはそうそう変わらないものです。
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線を使ったデザインでは、線の役割を意識しながら、線の機能、そして使い方を学んでいきます。
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デザインで使用するさまざまな基本的な図形をつかって、平面構成を勉強していきます。
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デザインで使われる要素は四角形が基本ですが、曲線的な要素を加えると親しみやすい印象を与えることができます。
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それぞれのキャプチャは省いていますが、すべてのテーマに練習用のデザイン問題が用意されています。デザイン例を見て学ぶだけでなく、実際に手を動かして学ぶことができるのも本書の大きな特長です。
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文字を使ったデザインは難しいですが、基本を覚えるだけでさまざまなデザインに応用できます。
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色を使ったデザインでは、色の役割を理解し、デザインの中でどのように効果的に機能させるかがポイントです。
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デザインで使用する色を決めるのは、デザインの全体に影響を与えるため非常に重要です。使いたい色だけを選ぶのではなく、一つの色から展開させたり、全体的な印象から抽出したり、さまざまな方法があります。
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要素の反復・整列・近接、デザインの基本テクニックは身につけるとさまざまなレイアウトを楽しめます。
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余白や空白スペースをつかったデザインが苦手な人も少なくないと思います。
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紙でもWebでも基本的な要素は、見出しと本文です。読みやすい大きさや行間だけでなく、情報の構造、デザインによる全体の印象も非常に大切です。
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本書のもう一つの楽しみが、各章ごとにあるコラムです。
クリエイターに必要な2つの人格「作る自分」と「見る自分」、確かにあります! 僕の場合はスイッチで切り換えるようにしています。
誌面のデータを版元の担当者様よりお借りしました。
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面を使ったデザインの練習問題です。
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面はグリッドデザインにも展開されます。
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調和のとれた色の探し方。
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色のトーンをコントロール。
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写真画像の補正。
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写真のトリミング。
「デザインの教室」の目次
-
- 視覚的な表現における「構成」
- デザインの根拠
- グラフィックデザインにとって、論理とは何か
- 揃えることの重要性
- 繰り返しが法則を強調する
- ページの分割と対比
- 余白が意味をもつために
- デザインする力
- コラム: 「作る自分」と「見る自分」
-
- 基本的な図形による平面構成のトレーニング
- 線を使ったデザイン
- 面(四角形)を使ったデザイン
- 円を使ったデザイン
- 斜めの配置を使ったデザイン
- サンセリフの書体を活かしたデザイン
- セリフの書体を活かしたデザイン
- コラム: 長い長い魔法の呪文---「毎日続ける」ということ
-
- 色を使った平面構成のトレーニング
- 白・黒・赤によるデザイン
- 白・黒+1色によるデザイン
- 色の選択と白・黒+2色によるデザイン
- 色彩計画、カラーパレットの作成
- カラフルなデザイン
- 動きやリズムを感じさせるデザイン
- 余白を活かしたデザイン
- コラム: 自分自身から学ぶ
-
- 実践的なレイアウトのトレーニング
- 文字組みと見出しによるページレイアウト
- 写真を活かしたページレイアウト
- 複数の写真を配置するページレイアウト
- グリッドを使ったフォーマットとバリエーション
- グリッドの制約を超えたレイアウト
確かに今、Kindle版がかなり安くてお得ですが、本書は正方形で見開きページが多いので、個人的には書籍版の方をオススメします。
- 著:
- 佐藤 好彦
- 出版社:
- MdNコーポレーション
- 発売日:
- 2008/4/28
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