ディレクター向け、2013年ウェブデザインのトレンドのまとめ
Post on:2013年3月1日
フラット、サークル、ブラック、ブラー、写真・動画の背景、などビジュアル的なトレンドではなく、どちらかと言えば全体を包括するディレクター向けのウェブデザインのトレンドを紹介します。
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下記は各ポイントを意訳したものです。
- 1. コンテンツ ファースト
- 2. デザインとコンテンツのシンプリシティ
- 3. UXありきのデザイン
- 4. アプリスタイルのインターフェイス
- 5. デスクトップとスマフォの単一化
- 6. レスポンシブ必須テクニック「SVG」
- 7. スキュオモーフィックからフラットへ
- 8. テクノロジー不可知論
- 9. デバイスセンサーを使ったインタラクション
- 10. これからのインターネット
1. コンテンツ ファースト
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コンテンツはウェブにとって非常に重要です。今後数ヵ月にわたり、コンテンツをどのようにユーザーに提供するのがよいか、スマフォ・タブレット・デスクトップなどのさまざまなデバイスにどのように適合するのがよいか、さまざまな討論がおこるでしょう。いずれにしても、これは非常に関心の高いことです。
効率的で、検索可能で、アクセシブルで、マルチプラットフォームに対応したコンテンツを作成し、最も良いインタラクションを備えてユーザーに届ける必要があります。
2. デザインとコンテンツのシンプリシティ
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シンプリシティは新しい方法論です。シンプリシティとは、コンテンツをアクセシブルで読みやすく、最も良いユーザエクスペリエンスを提供するものです。コンテンツの戦略、ユーザエクスペリエンス、ユーザビリティ、アクセシビリティ、そしてビジュアルデザインの全てが、このシンプリシティによって進めなければなりません。
3. UXありきのデザイン
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ユーザーの視点とサイトを使う経験とコンテンツは、非常に重要です。これらにおけるビジュアルとインタラクションにおいてシンプリシティであることは間違いないでしょう。
今後ウェブサイトは、スマフォアプリのUIパターンを取り入れいくことが予想されます。なぜなら、スマフォアプリのUIパターンは非常にシンプルで、効率的にユーザエクスペリエンスを提供しているからです。
4. アプリスタイルのインターフェイス
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今年はスマフォのデザインとインターフェイスを模倣したデスクトップ向けのウェブサイトを数多く見ることになるでしょう。コンテンツとデザインをスマフォのようにシンプルにするだけでなく、レスポンシブ対応にすることも簡単です。
5. デスクトップとスマフォの単一化
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デスクトップとスマフォ・タブレットを単一化するには、レスポンシブで、モバイルファーストで、デバイスは問わず、解像度に依存しないことが重要です。しかし多くのデバイスを通じてユーザエクスペリエンスを統合する方法はあるでしょうか? これはレスポンシブが次のステップに向かっていると予言できます。今までのトレンドはコンテンツを適合させることでしたが、多くの制作者が単一化を支持しています。
6. レスポンシブ必須テクニック「SVG」
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マルチプラットフォーム・クロスプラットフォームのコンテンツを作成する上で、WebフォントやアイコンフォントなどSVGは欠かせません。このテクニックはより広範囲に渡り、成長していくでしょう。
7. スキュオモーフィックからフラットへ
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ビジュアル的なトレンドは、シンプリシティ、ミニマリズム、クリアなレイアウト、アプリ型のインターフェイス、タイポグラフィにフォーカスしたデザイン、より少ない装飾、フラットスタイル、フラットカラー、などがあります。
トレンドは確実に、シンプルに向かっていると言えるでしょう。
8. テクノロジー不可知論
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ウェブサイト・アプリを制作する際、HTML/CSS/JavaScriptのトリオが基本なのは確かです。制作するために数多くのCSS, JavaScriptを学び、使用します。サーバーサイドで言えば、RubyとPythonとNode.jsが広まっています。フレームワークの多様性はもう一つのトレンドでしょう。また、ウェブ標準の記述に基づいて、iOSやAndroidなどのネイティブアプリの開発もあり、これらの需要は上昇しています。もう一つ際立っているのは、特に政府機関でWebGLも増大しています。これらのテクノロジーはそのパフォーマンスとそれが実験的なレベルで提供する可能性のおかげで高い期待を引き上げています。
9. デバイスセンサーを使ったインタラクション
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スマフォなどのモバイル技術を学び、新しいユーザエクスペリエンスを生み出すために、デバイスセンサーについて調査をしてみましょう。タッチやスピーチベースのインターフェイスを実験する時がきました。
10. これからのインターネット
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近い将来、冷蔵庫・テレビだけでなく、屋内・外で小さいスクリーンを備えた機器を触れるようになるでしょう。間違いなく対話型のテレビは人気になるはずです。こういった多くの異なるプラットフォームが出現した時、私たちは合理的な統一に向かって進化することができるでしょうか? UXデザイナーのAarron Walterが「接続されたサービスの生態系」と言うように、サービスとアカウントを統合することに一生懸命努力しなければならないのかもしれません。
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