すぐに実施できる、あなたのウェブページのスピードを改善する10のチップス
Post on:2011年4月22日
ウェブページのスピードを改善することは最適なユーザエクスペリエンスを提供するだけでなく、Googleの検索結果にも影響を与える大切な要因です。
すぐに実施できる、あなたのウェブページのスピードを改善する10のチップスを紹介します。
10 Tips for Decreasing Web Page Load Times
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下記は各ポイントを意訳したものです。
- 1. 現在のスピードをチェック
- 2. 画像の最適化
- 3. 画像は実寸で配置
- 4. コンテンツを圧縮して、最適化
- 5. スタイルシートは上に配置
- 6. スクリプトは下に配置
- 7. スクリプトとスタイルシートは外部ファイルで
- 8. HTTPリクエストは最小限に
- 9. キャッシュの利用
- 10. 301リダイレクトは避ける
- 参考資料とツール
1. 現在のスピードをチェック
まず、現在のあなたのウェブページのスピードの分析からはじめます。これは、改良を行った際に、どんな変更でスピードが改善させたかを知るためです。
ウェブページのスピードは下記の無料ツールで知ることができます。
2. 画像の最適化
イラストや写真など画像ごとに、最適なファイル形式があります。適切なファイル形式を使用することで、画像のファイルサイズを劇的に減少させることができます。
-
- GIF
- gifは主にロゴのように色数が少ないイメージに最適です。
-
- JPEG
- jpegは写真のように色数が多いイメージに最適です。
-
- PNG
- pngは透明度を使った高品質なイメージに最適です。
3. 画像は実寸で配置
img要素を使って画像を配置する際に、画像の実際の寸法と異なる値を指定して配置しないようにします。例えば、実際は700x700pxの画像に「width=100 height=100」などのように。
これはファイルサイズが無駄に大きくなるため、Photoshopなどの画像編集ツールで最適なサイズにして配置します。
4. コンテンツを圧縮して、最適化
ウェブサイトのコンテンツを圧縮することで、ロード時間を減らすことができます。「HTTP compression」を使用することで、多くの異なるファイルのリクエストを劇的に減らすことができます。「HTTP compression」については、Wikipediaの記事を参考にしてください。
また、JavaScriptやCSSのファイルを最適化、圧縮することもできます。
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5. スタイルシートは上に配置
スタイルシートのファイルは、HTMLドキュメントの<head>~</head>内の上部に配置するようにします。これにより、ページスタイルのレンダリングをより速く実行することができます。
6. スクリプトは下に配置
通常ブラウザが同時にホストからダウンロードできるコンポーネントは、2つです。これは、ページの上にスクリプトを配置してしまうと、ページをロードする際に、他のロードを阻止する要因になります。これを避けるために、スクリプトはHTMLドキュメントの下、</body>の上あたりに配置します。
ただし、ページのスタイルに関するスクリプトは上に配置してください。
7. スクリプトとスタイルシートは外部ファイルで
スクリプトとスタイルシートをHTMLドキュメント内に直接記述(インラインなど)している場合、HTMLドキュメントがリクエストされる際にいつもダウンロードされることになります。これは、ブラウザのキャッシュを利用しないため、HTMLドキュメントのサイズは常に大きいものになります。
そのため、スクリプトとスタイルシートは常に、外部ファイルとして配置してください。
8. HTTPリクエストは最小限に
新しいウェブページを訪問する際のページローディング時間の大部分は、そのページのコンポーネント(画像、スクリプト、スタイルシートなど)のダウンロードです。これらのリクエスト数を減らすことで、ページはより速くロードします。
HTTPリクエストを減らすために簡単にできる一つのことは、CSSスプライトを使うことです。これは多数のイメージを結合し一枚の画像にし、スタイルシートで配置を行うテクニックです。また、スクリプトやスタイルシートのファイルが複数ある場合は、リクエスト数を減らすために結合することも検討してください。
9. キャッシュの利用
もし、あなたのサイトが動的にウェブページを表示しているCMSであれば、ページのレンダリングにキャッシュを利用することで劇的に速くすることができます。これはウェブページとデータベースのクエリをキャッシュし、ページの表示を行います。
もし、WordPressを使用しているなら、「WP Super Cache」「W3 Total Cache」などのプラグインで簡単に導入できます。
10. 301リダイレクトは避ける
301リダイレクトが使用されると、ページのローディング時間を増やす新しいURLをブラウザに強制します。可能であるなら、301リダイレクトの使用は避けてください。
参考資料とツール
ウェブサイトのページロード時間を減少させるための資料です。
- Using site speed in web search ranking
サーチエンジンのアルゴリズムにサイトのスピードを使用します、というGoogleのブログ - Web 高速化 -Google(動画)
- Web パフォーマンスに関する開発情報 -Google
- サイトのパフォーマンス向上に役立つさまざまなツール -Google
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