WordPressをもっと便利に!知って得するwp-config.phpファイルの設定いろいろ

WordPressをインストールしたことのある人は、「wp-config.php」ファイルにデータベースやシークレットキー、言語などを設定したことがあるでしょう。
これらの設定はもちろん大切ですが、他にも有用な設定がいろいろできるので紹介します。

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10+ wp-config tricks to boost your WordPress site

下記は各ポイントを意訳したものです。

「wp-config.php」設定の前に

重要

「wp-config.php」を変更する際は、必ずバックアップをして作業するようにしてください。

FTPのパスワードの入力を省略

プラグインやテーマファイルの更新・削除をする際、FTPのパスワードを入力する必要があります。この入力作業を省略して、簡単に更新・削除できるようにします。

define('FS_METHOD', 'direct');

いきなり削除するのはちょっと、という人には次の方法があります。

FTPの情報を保持

もし、上記の方法でいきなり削除するのを望まない場合は、単にFTPの情報を記憶させておくこともできます。

define('FTP_HOST', 'ftp.yoursite.com');
define('FTP_USER', 'Your_FTP_Username');
define('FTP_PASS', 'Your_FTP_password');
define('FTP_SSL', true); // If you can use a SSL connection set this to true

FTPのホスト名、ユーザー名、パスワードをそれぞれ記述して利用してください。

テーマやプラグインの編集エディタの使用禁止

WordPressはデフォルトで、テーマやプラグインの編集が可能なエディタを備えています。これは非常に有用な機能ですが、例えばクライアントのために作成したサイトで利用できないようにする方法があります。

define('DISALLOW_FILE_EDIT', TRUE);

スパムコメントのゴミ箱を自動で空に

スパムコメントのゴミ箱を自動的に空する設定です。

define('EMPTY_TRASH_DAYS', 1);

「1」はx日ごとに空にする設定です。

WordPressの引越しに役立つテクニック

WordPressを新しいドメイン(サブドメイン)に移動させる場合は、ファイルやデータベースを移動する前に、「wp-config.php」に下記の設定をします。

define('RELOCATE',true);

この設定をした後、FTPとデータベースを移動し、新しいドメインでWordPressにログインします。その後「設定」の「一般設定」で「WordPressのアドレス」が新しいものに変化したかどうか確認してください。確認後、この設定は削除します。
この方法はデータベースを手作業で修正する必要がなくなります。

WordPressのメモリの上限を変更

WordPressはデフォルトで使用するメモリは32Mに制限されています。もしWordPressでメモリ不足のメッセージが表示されるようであれば、メモリの上限を変えてみてください。

define('WP_MEMORY_LIMIT', '96M');

データベースの自動修復

これはバージョン2.9からの機能で、「wp-config.php」に一行加えるだけでデータベースを自動的に最適化します。

define('WP_ALLOW_REPAIR', true);

エラーメッセージを非表示に

開発時やデバッグ時にエラーを表示することは、非常に有用です。しかし、公開しているサイトで不要なエラーは表示させたくないでしょう。そんな時には下記のコードを記述してください。

if ( isset($_GET['debug']) && $_GET['debug'] == 'debug')
  define('WP_DEBUG', true);

デバッグ時には、URLにパラメータを加えてください。

http://www.wprecipes.com/contact?debug=debug

管理画面はSSLでアクセス

WordPressを設置しているサーバーでSSLをサポートしているなら、管理画面(wp-admin内)ではSSLでのアクセスを強制することを望むかもしれません。これも一行を追加するだけで可能です。

define('FORCE_SSL_ADMIN', true);

外部からのリクエストをブロック

バージョン2.8から、WordPressはプロキシサーバーからの特定ホストへのアクセスをコントロールすることができるようになりました。次の一行を追加すると、外部からのリクエストをブロックできます。

define('WP_HTTP_BLOCK_EXTERNAL', true);

もしプラグインなどで外部のリクエストを必要するのであれば、ブロックを除外するドメインを指定できます。

define('WP_ACCESSIBLE_HOSTS', 'wprecipes.com');

ウェブサイトのURLを定義

WordPressを新しいドメインで動かす時に、非常に有用な設定です。この「WP_HOME」と「WP_SITEURL」の設定は、「wp_options」の値に優先します。

define('WP_HOME', 'http://catswhocode.com'); 
define('WP_SITEURL', 'http://catswhocode.com');

自動保存の間隔

WordPressには記事を書く際、自動保存という便利な機能がありますが、この間隔を簡単に変更することができます。

define('AUTOSAVE_INTERVAL', 240 );

「240」の単位は秒です。

via:
Conquering the wp-config.php File

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