これは便利!外部ファイルをリンクさせるPhotoshopのエクステンション -Links

これはPhotoshopの標準機能として、ぜひ実装してほしいですね。
外部ファイルをリンクさせ、スマートオブジェクトとして配置できるPhotoshopのエクステンションを紹介します。

Photoshopのキャプチャ

Linked Smart Objects in Photoshop

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Linked Smart Objectsのインストール

下記ページの「LinksCS4.zip」をダウンロードします。
対応しているPhotoshopのバージョンはCS4, CS5です。

解凍した「LinksCS4.mxp」をダブルクリックすると、Photoshopへのインストールがはじまります。
インストールが完了すると、メニューの[ウインドウ]-[エクステンション]に「Links」が表示されます。

Linked Smart Objectsの使い方

[ウインドウ]-[エクステンション]から「Links」を選択すると、下記のパネルが表示されます。

Photoshopのキャプチャ

パネル内のアイコン

アイコンが見えない場合は、パネルを広げると見えると思います。

Refresh panel
パネルをリフレッシュします。
Relink
ファイルをリンクし直します。
Update link
ファイルのリンクを更新します。
Edit original
オリジナルファイルを開きます。
New Linked Smart Objects
新しいファイルをリンクします。

作業しているPSDファイルにリンクされたファイルをスマートオブジェクトとして登録するには、「New Linked Smart Objects」をクリックします。

ファイルが登録されると「Links」のパネルは上記のように表示され、レイヤーには下記のように表示されます。

Photoshopのキャプチャ

レイヤーの状態

オリジナルのファイルを開くには、「Edit original」をクリックするか、レイヤーのサムネイルをクリックします。

オリジナルのファイルを更新した際には「Update link」をクリックすると、それを使用したファイルも同じように更新されます。

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Linked Smart Objectsの利点

例えば、プレゼンテーションでクライアントからカラースキームを変えてほしい、と連絡をうけたとします。その際、このスマートオブジェクトを使用すると簡単にカラーを変更できます。

サイトのキャプチャ

各ボタンはボタンのみの状態でPSDファイルを作成し、レイアウト用のPSDにはLinked Smart Objectsで配置します。
オリジナルのボタンのPSDファイルを変更し、アップデートすると簡単にカラーを変更できます。

Linked Smart Objectsの注意点

AdobeがPhotoshopの機能として実装するまで、ファイルをリンクすることに完璧な解決方法はありません。それまで、Linked Smart Objectsはかなり素晴らしい解決方法となるでしょう。
Linked Smart Objectsの使用にあたっては、下記の点に注意してください。

  • リンクの相対パスはサポートされません。
    これは複数のデザイナーや多数のコンピュータの間で、使用する際に注意が必要です。ただし、リンクを更新すれば、問題はありません。
  • スマートオブジェクトにマスクを適用した場合、オリジナルのファイルにもマスクが適用されてしまいます。これはLinked Smart Objectsの次のバージョンで修正される予定です。
  • リンクされたファイルは基準点で、トップの左コーナーではなく、センターに配置されます。
  • 「Refresh all Layers」機能はPhotoshop CS5 for XPのみ利用可能です。
  • リンクされたファイルがドキュメントの一部になるため、ファイルのサイズが大きくなります。

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