睡眠時の冷却効果をうたったジェル入りマットは長時間の効果は期待できない

2009年7月9日、国民生活センターより、睡眠時の冷却効果をうたったジェル入りマットは長時間の効果は期待できない、とリリースがありました。

モニター評価のグラフ、30分経過すると冷たさを感じなくなるモニターが多くなっています

睡眠時の冷却効果をうたったジェル入りマット-その効果と持続性を調べる-国民生活センター

調査の背景は冷却材として水分を含むジェルを封入したマットやパッドの相談事例が年々増えているからとのことです。

ジェル入りマットの検証と結果

ジェル入りマット3銘柄の冷却効果と持続性を検証した際のモニターの評価は下記の通りです。

「熱帯夜でも朝まで涼しく」等、冷却効果が朝まで続くことをうたっているものもあるが、室温30℃で使用すると最初は冷たく感じるものの、30分を経過すると冷たさを感じなくなるモニターが多く(上図参照)、表示とかなり違うものであった。

マットの表面温度が概ね34℃を超えると冷却効果を感じられなくなった。

また、重量も問題視されており、懸念事項も挙げられています。

ジェル入りマットは薄さのわりに重く10kg近いものもあり、移動時などは取り扱いが楽ではない。

消費者へのアドバイス

国民生活センターから消費者へのアドバイスは二点。

  • 蒸し暑い室温30℃の環境下では、冷たく感じるのは最初の30分程度であり、長時間の効果は期待できない。
  • ジェル入りマットは薄さのわりに重く、移動時などは取り扱いが楽ではない。

また、事業者への要望も挙げられています。

  • 冷却効果が朝まで続く旨の表示が見られるものもあるので、表示を改善するよう要望する。

おススメ

僕もジェル入りを使っていたこともありましたが、今は「サラッ」とするタイプものを使ってます。

生地は軽く、汗をかいてもサラッとしてるので気持ちいいです。

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